最近映画を観ることが増えテレビを見る時間が減った。

昨日NHK「映像の世紀プレミアム」を見た。第14集は「運命の恋人たち」がテーマ。このドキュメンタリーでは世界的に話題になった恋愛に関わる人間が紹介されていた。中でも一番印象に残ったのがハリウッド女優イングリッド・バーグマンとグレース・ケリーだった。

イングリッド・バーグマンは若くして結婚し夫と娘がいた。しかしイタリアの映画監督ロベルト・ロッセリーニと子どもが出来夫と娘を捨てた。そのスキャンダルによってバーグマンはハリウッドから追放された。当時のバーグマンのインタビュー映像を見た。彼女は晴々とした笑顔で「何も後悔していない」と堂々と話していた。そして何年か後にハリウッドに見事に復活した。彼女のインタビューは凛として見事だった。

次に女優のグレース・ケリーが紹介された。番組によると、グレース・ケリーの父親は常にグレースの成功に冷淡だった。グレースは父親のコンプレックスから父親的な歳上の男性と恋愛を繰り返した。そしてモナコ大公レーニエ3世と結婚した。公妃となるため女優業を引退した。番組ではグレース・ケリーは自動車事故で亡くなるまで孤独だったと最後締めていた。私はそんなことはないと思う。バーグマンほど自分の思うがままに生きることは出来なかったかもしれない。しかしグレース・ケリーだって制約のある立場の中で夫や子ども達と生きていたはずだ。彼女は最後まで美しかった。

その夜有吉反省会というテレビ番組を見た。長男の橋本知之がゲストで出演した。次男の橋本淳もお手伝いで出演。母としてはハラハラする発言もあり、笑いながらもドキドキしながら見た。兄弟が協力し合って頑張っている姿が一番嬉しかった。

久しぶりにテレビ番組を見て、感動したり、笑ったり、楽しかった。これからは映画ばかりでなくテレビ番組も見てみようと思った。