改めて思う、モンパチのすごさ。

モンゴル800というグループをご存知だろうか。

知ってる!青春だよね!という人はおそらく私と同じ年齢なのだろう(30台前半)。モンパチといえばなんかあのやる気があるのかないのか、わからない独特の謡い方を思い出すだろうし、また『あなたに』や、『小さな恋のうた』を歌詞をみなくても歌うことができるはず。

そのくらい2000年初代に大ヒットを多く残したので説明する必要もないのだが、久々に彼らの歌を聴いて、改めて、すごいな、と思った。

何がすごいって、この時代にあって、人を愛することが、一番大事でそれがあれば俺らは満足なんだぜ!っていう歌を、これでもかこれでもか、ってうたってるじゃないですか、彼ら。

いあや、ラブソングってそういうものなんだけどさ、でもすごくない!!!??ちょっと聞いてくださいよ!↓(落ち着け)

<琉球愛歌>

『日々あなた思い あなた思い 一生が終わればいい
日々あなた思い あなた思い 一生が終えてもいい
日々あなたと僕 あなたと僕 一生を終えようか
日々あなたと僕 あなたと僕 一生を終えようか
あなたと僕 一生を終えようか
あなたと僕 一生を終えようか』

あなた思っているだけで、一生終えちゃうんすよ!!!??

日々あなたを思い 自己実現のため仕事して、社会的地位および精神の満足を得て成功したのち、まあそこそこのお金の余裕もにあったうえでわりかしいい思いして、筋トレもしてムキムキになってから 一生が終わればいい…』

ではないんですよ。

『日々あなた思い あなた思い 一生が終わればいい』

なんですよ!!!!??

地位も名誉も起業も成功も成り上がりも移住も筋肉もなく、”あなた”を思うだけでいいんですよ!!!??

一体どんな人生をいきていきたら、こんなに潔いことが言えるんだろう。

そして、こんなふうに言い切れる人生って、どんなに素敵だろう。

(ちなみに私の夫は沖縄の人間なので、これに近いことをよく言っている。)

年収が男の価値だ、とか、仕事での自己実現が最重要みたいな風潮がときとして跳梁跋扈する社会を見てると、なんだか私たち人類、目指すところ間違ってないかな、って不安になることがある。

世界を変えたいなあ、とか価値を社会にもたらしたいなあ、とかはきっと誰にでもあるし、それを目指すこと自体は悪いことではない。

けども、たまにはシンプルに、シンプルに、ただひたすら人を愛するすばらしさに溺れるのも悪くないかもしれない。

私も夫を思うだけで一生をおわればいい、と思う。あ、でもやっぱ筋肉もほしいです、ぶっちゃけ。

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