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東京にきて右も左もわからず、声優なんか本当になれるんかなあとか不安でどうしようもなかった時「まだ土俵にも乗ってないくせに悩むなんておこがましいよ、お前のことなんかまだ誰も知らないよ。まず土俵に乗ってやってみて、できるかどうかさんざんやってみてから悩めよ」って言ってくれた人がいた。

ピカソは人に「俺の絵を、どう思う?」などとは聞かなかった。 「俺の絵をどう思うかはお前の勝手だ」と言っていた。

もっと死ぬほど悩んでもいいかも。ぜんぜん足りないかも(笑)悩んでるほうが、スポンジみたいに深く読んだり見たりできるし。それが血肉になって、もしモノカキが仕事になったときに、その悩み深き暗黒時代の血肉こそが、書き続けるための体力になり、作品に滋味を与えてくれるシワになるだろうから。

ゴッホじゃないけど才能だけあっても運悪く見つけてもらえなかったり、世の中の歯車と噛み合わなければ、一枚、あるいは数枚のみしか売れず、不遇のまま死ぬということもあるので、僕がいうことでもないんですが(笑)モノカキとして世に出るためには才能だけがマストではないという意識が大事かもry

人間はみんな他者との関係性のひずみの中でうごめく生物なので。かかわりあって、影響しあって生きていかざるをえない生命体なのです。でも、どう生きるかは自分で決めるものだと思います。そして、それが良いかどうかも自分で決めていい。ただし、それで金を払うかどうかは世間が決めることかと。

“感じる”ことにおいては自らを狂人であると称していた宮本輝。彼はシルクロードを旅するエッセーでこう語っていた。「命もいらぬ、名もいらぬ、金もいらぬ、という人間くらい始末の悪い人間はいない。しかし、そんな始末の悪い人間でなければ世の中を根底から変えることなどできはしないのだ」 と。

「自信」というのは「自分を信じる」って書きますが、それはもう、本当にその通りで、文才に自信がなくなるときなんて日常茶飯事ですが、そんなとき自分は「力がないから信じられないのではない。信じるから力がでるのだ」と言い聞かせてやってます。(これは、きしみの言葉。今でも言うと元気になる)

ここに書き連ねているのは、僕の体験でもありますが、自分がきちんと悩んで苦しんで、もがきながら、先人の知恵を求め、それに救われながら血肉にしてきた言葉たちです。今でも助けてくれます。

命のメモを残しているのですよ