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市販の花粉症薬には、競技会時の禁止物質であるメチルエフェドリンやブソイドエフェドリンを含んでいる商品が多数存在しています。 アスリートは薬を服用する前に、必ず自分自身で服用しても問題ない薬であるかどうかを確認して下さい。 判断できない場合はお近くのスポーツファーマシストに質問を。

47.患者さんが…もしアスリートだった時

ドーピング検査は全国大会などの大きな競技会だけでなく、練習中や職場や学校、家庭など、競技会以外のときにも行われています。 知らなかった、忘れていた、偶然とか、どんな理由をつけたとしても、検体から違反物質が見つかれば、その事実でドーピング違反になりなにがしかの制裁が科されます。

薬を使用するアスリートの方へ 参加予定の競技大会が「国内最高レベルの競技大会」かを確認して、該当する場合は事前にTUE申請が必要です。 該当しない場合でも、遡及的TUE申請が必要となる場合があります。 どちらも検査データ、使用薬の量、使用期間などの詳細な医療情報が必要になります。

万一ドーピング違反が確定すると、記録や賞金が剥奪されることは有名です。 さらに、一定期間試合等に出られなくなるのはもちろん、スポーツにおいて他のアスリートやコーチ等と関係を持つことが禁止されます。 つまりチーム練習に参加することや、コーチから指導を受けることも出来なくなります。

ドーピング検査の際、競技後4,5時間尿が出ないことは珍しくないようですね。 血液検査と尿検査の両方の対象になるとさらに大変ということです。 今回は、フィットネス・フィジークアスリートの長谷川 浩久さんのドーピング検査の体験談です。 https://note.com/spyamato/n/n8c42f31affa4

ドーピング検査には大きく分けて以下の2種類があります。 競技会検査:競技会において実施される検査 競技会外検査:競技会以外の、アスリートの自宅やトレーニング場所などで実施される検査 このようにドーピング検査は試合当日の競技会時だけでなく、ある日突然、いつどこであるかわかりません。

TUEとは 治療使用特例(Therapeutic Use Exemptions : TUE):アスリートの申請により特例として『禁止物質・方法』が治療目的で使用できる手続きです。 TUEが認められなかった場合、『禁止物質・方法』の使用をすることはドーピング違反となります。

競技者は使用する医薬品について、世界アンチ・ドーピング規程における「競技者の役割及び責務(アンチ・ドーピングとの関連で、自己の摂取物及び使用物に関して責任を負うこと)」の観点から、 1) 服薬履歴をつけること 2) 可能であれば、手元にある医薬品を保管することを心がけて下さい

アンチ・ドーピング 2023年禁止表国際基準は、例示物質名の追加や、より理解しやすくなるような文言の改定程度で、2022年と比べて大きく変わっていません。 2024年1月1日からは、整形外科などでよく処方されている鎮痛剤トラマドールが、競技会時の禁止物質に追加されます。

毎年サプリメント使用による、アンチ・ドーピング規則違反が発生しています。 サプリメントは医薬品と異なり、全ての含有物質を表示する義務がありません。表示がないからといって、禁止物質が含まれていないという保証はできません。 https://www.realchampion.jp/news/000214.html

44.アンチ・ドーピング:使用可能薬リスト

JSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)が発表している、2023年版アンチ・ドーピング使用可能薬リストはこちらからどうぞ。 市販薬・処方薬ともに代表的なものが例示されています。 https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/supoken/doc/anti_doping/anti-doping-med-list_2023.pdf ご不明な点はスポーツファーマシストまでお問合せ下さい。

V-11.ドーピング検査8(競技会外検査)

28.ご高齢の方でもドーピング検査の可能性があります。

アスリートが覚えておきたいアンチ・ドーピングのルールをわかりやすく説明してあります。 基礎から学べるコンテンツです。 ドーピング違反は「知らなかった」は許してもらえません。 日ごろから最新の情報を集めて、いざというときに慌てないようにしておきましょう。

V-7.ドーピング尿検査手順4(封印)

19.アスリートは「妖怪ウォッチ」を実践しよう

29.パラスポーツの「アンチ・ドーピング」ルール

26.何もしていないのにドーピング違反?