コミカライズ魂

『コミカライズ魂』〈はじめに コミカライズって何だ?〉

〈註〉このノートは、有料マガジン『コミカライズ魂』に収録した文章のうち「はじめに」を無料公開したものです。『コミカライズ魂』は正味の文字数が17万字、新書判換算で325ページほどの分量があります。第1章〜第11章までを100円で分冊販売していますが、全文をまとめたマガジン(800円)でご購入いただくとお得です。なお、「おわりに」はマガジンでしか読めません。

〈有料マガジン『コミカライズ魂—「仮面

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すがやみつる さんの コミカライズ魂〈続・仮面... マガジンを購入した人だけが見られるノートです。

第11章 コミカライズは終わらない——『仮面ライダー』アゲイン

1 「冒険王」最後のコミカライズは『スパイダーマン』

 かつて『人造人間キカイダー』や『仮面ライダーV3』のコミカライズをすることになったとき、神保町にある洋書専門の古書店で買ったアメコミを参考にしたことは、すでに述べたとおりです。そのとき、もっとも参考にしたのは、なんといってもマーベルコミックの『スパイダーマン』でした。
 その『スパイダーマン』が、なんと日本で特撮テレビ番組として放映されるこ

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第10章 さらば石森プロ——それからのコミカライズ

1 『ストロンガー』も『真田十勇士』も終わる

 1975年末、『仮面ライダーストロンガー』が終わると、ぼくが担当する石森プロのコミカライズ作品は、描き下ろしの『真田十勇士』に「6年の科学」連載の『未来救助隊アスガード7』、「テレビランド」と「小学三年生」連載の『がんばれ!!ロボコン』だけになりました。
 75年10月から76年6月までNETから放映された『アクマイザー3』、つづく76年7月から7

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第9章 『仮面ライダーストロンガー』と『ゴレンジャー』と『真田十勇士』

1 『ゴレンジャー』のキャスティングにクビを突っ込む

 1975年になると、石森プロでは、また新しいテレビ番組がスタートします。
 半年で終わった『仮面ライダーアマゾン』に替わってスタートしたのは、第1期『仮面ライダー』シリーズ最後の作品となる『仮面ライダーストロンガー』です。
 いや、この表現は、少し違うかもしれません。というのも75年4月の番組改編を機に、第6章でも述べたTBS系列とNET(

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第8章 『仮面ライダーX』と『がんばれ!! ロボコン』

1 「テレビランド」創刊と鈴木敏夫さんとの出会い

 ぼくの実質上のデビュー作は「テレビマガジン」創刊号(1971年12月号)に描いた『仮面ライダー』ですが、ほぼ1年後の73年1月、「テレマガ」にライバル誌が登場します。それは「テレビランド」でした。
『仮面ライダー』や『キカイダー』など東映のテレビ番組に人気が高まっていることに着目した東映が中心となり、独自に子ども向けテレビ番組を中心に据えた雑誌

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第7章 『仮面ライダーV3』と映画のコミカライズとオリジナルと

1 『仮面ライダーV3』の登場で大あわて

『仮面ライダー』のマンガや商品化の仕事に追われた1972年が終わり、73年に入ると新しい事態が待っていました。71年4月からつづいていた『仮面ライダー』が73年2月で終了し、新たに『仮面ライダーV3』がスタートすることになったのです。
 ぼくは引き続き「テレビマガジン」「冒険王」「別冊冒険王・映画テレビマガジン」で、『仮面ライダーV3』の連載を担当するこ

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第6章 『人造人間キカイダー』のスタートと監修の終わり

1 『ゼロダイバー』から『キカイダー』へ

 1972年の初夏になると、石森プロでは、また新しいテレビ作品がスタートすることになりました。タイトルは『人造人間ゼロダイバー』。善と悪の心を持つアンドロイドを主人公にした特撮ドラマです。制作は『仮面ライダー』『好き好き魔女先生』『変身忍者嵐』と同じ東映でした。
 この番組の企画は『仮面ライダー』より古くから存在していたといいます。紆余曲折の末に、ようや

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第5章 『仮面ライダー』狂想曲〈2〉「冒険王」編

1 石川賢版『変身忍者嵐』に大ショック!

 秋田書店の「冒険王」といえば、ぼくが生まれる1年前の1949(昭和24)年に創刊された月刊少年誌の老舗です。絵物語の『砂漠の魔王』(福島鉄次)はリアルタイムでは読んでいませんが、柔道マンガの『イガグリくん』(福井英一→有川旭一)あたりからは読んでいました。ただし、柔道マンガは好きではなかったせいか、内容は記憶にありません。
 はっきりと憶えているのは、

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