ジョアンアレン

【第605回】『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス/2007)

ロシア・モスクワ、警察隊に追われ列車に逃げ込んだジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は追っ手の追跡を辛くも逃がれ、キエフ駅を出て再び地下に身を隠す。偏頭痛に見舞われ、薬が手放せない男は贖罪の気持ちに駆られ、自らの傭兵としてのポテンシャルに苦悩し、もはや誰一人殺したくないという思いを貫く。時折彼の脳裏を掠める記憶の断片、どこかの施設に監禁され、頭から真っ黒な布を被らされて、拷問を受ける自分の姿。い

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【第604回】『ボーン・スプレマシー』(ポール・グリーングラス/2004)

『ボーン・アイデンティティ』におけるコンクリンへの警告から2年後、フランスの陸の孤島で幸せに暮らしていたはずのジェイソン・ボーン(マット・デイモン)とマリー・クルーツ(フランカ・ポテンテ)は、インドのゴアに身を潜めていた。様々な記憶の断片がフラッシュバックする悪い夢を見たジェイソンは脂汗をかきながら飛び起きる。アレクサンダー・コンクリン(クリス・クーパー)の「これは訓練ではない、わかっているな」と

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