チャックパラニューク

チャック・パラニューク 『インヴィジブル・モンスター』

★☆☆☆☆

 1999年に発刊。翻訳版は2003年にハヤカワから出ています。訳者はお馴染み池田真紀子。
 順番としては『サバイバー』の後に出版されていますが、実際は『ファイト・クラブ』よりも前に書かれたそうです。お蔵入りになっていたデビュー作ということみたいです。
 どうしてお蔵入りになっていたのかというと、出版社に持ちこんだところ、〝理解不能〟とリジェクトされたからだそうです……。

〝意味不

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チャック・パラニューク 『サバイバー』

★★★☆☆

『ファイト・クラブ』のあと、1999年に出版された本作。翻訳版は2001年出版。訳者は同じく池田真紀子。
 チャック・パラニュークの小説は2005年の『ララバイ』以降は翻訳出版されていません。売れ行きが芳しくなかったのでしょうか?
 2015年に『ファイト・クラブ2』というコミック版がアメリカで出ているところをみると、行き詰まってるのかもしれません。出世作の続編に手を出すのは、最後の

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デヴィッド・フィンチャー 映画『ファイト・クラブ』

★★★★★

 ふだんまったく映画を観ないのですが、DVDをレンタルして鑑賞しました。いやはや、ブラッド・ピットのかっこいいこと!

 小説をきちんと踏襲して作られているだけでなく、卓抜な演出、映像化するための再構成、結末の変更など出色の出来です。
 15年以上前の映画ですが、エドワード・ノートンの着ているスーツの野暮ったさとパソコンの古さ以外に気になるところはありませんでした。

 小説には小説

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チャック・パラニューク 『ファイト・クラブ』

★★★★☆

 1996年に出版、1999年に映画化された小説の新版です。2015年にハヤカワ文庫から出ました。訳者は池田真紀子。アーヴィン・ウェルシュの『トレイン・スポッティング』などを訳されています。

 ブラッド・ピットとエドワード・ノートン主演の映画の方で記憶してる人がほとんどだと思います。あのビジュアルは最高にかっこよかったですから。特にブラッド・ピットが演じたタイラー・ダーデンはいまだ

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