ホームレス高校生

【第32話】後悔の日々

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俺は、なんということをしてしまったのだろう。

傷害事件に遭って傷付いている妹に、平手打ちをするなんて。

最低の兄貴。

いや、女性をひっぱたくなんて、男としても最低だ。

俺なんて、マトモに生きる資格など、ない。

毎日毎日毎日毎日毎日

後悔後悔後悔後悔後悔

茉奈は一体どこに行ったんだろうか

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【第31話】そして妹は行方不明

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年が明けた。

東京の冬も案外寒いんだなと感じていたある日、見知らぬ電話番号から着信が。

「もしもし、茉奈さんのお兄さんですか?私は梨元と申しまして・・・」

お電話いただき、『恐縮です』

「妹さんの傷害事件の件について、示談で解決させて頂きたく・・・」

この梨元という男。

電話の感じで、4

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【第30話】現実は甘くないと思い知らされる毎日

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荒み切った心を開くのは容易ではない

茉奈との生活が始まった。

新聞販売店の所長には、事前に事情を話し、相談していた。

寮に一緒に住むことを了承してもらうことができ、ホッとした。

のみならず、「何か仕事をさせたほうが、立ち直りが早いだろう。」と、昼間、新聞に挟む折込広告を組む手伝いのアルバイト

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【第29話】理想と現実の狭間

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強い決意

茉奈を引き取ることを決め、病院に電話をした。

退院の手続き等で、地元まで迎えに来てやってもらえないかと言われたが、その部分は茉奈の通っていた定時制高校の先生方が引き受けてくれました。

厄介だったのが警察。

犯人たちを捕まえるために、退院後、何度も事情聴取を受けてもらわないといけない

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【第28話】心を定めて立ち向かう

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自己嫌悪の嵐

なぜあのとき、無理にでも東京に連れていかなかったのだろう。

茉奈がこんな目にあったのは、俺のせいだ。

同じ親を持ち、母親から同じような仕打ちを受け、だれよりも帰る家がない辛さを共有できる。

兄として、自分の進学云々よりも、妹を守ることを最優先にするべきではなかったか。

中学3

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【第27話】畳み掛ける絶望

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絶望は、畳み掛け、追い打ちをかける

ろくに単位も取れず、大学に通う気力も涌かず、毎日が憂鬱でした。

唯一の救いは、新聞配達というのは、『単独行動』のため、業務中に同僚と話すのは、最低限の会話で回避できたことです。

挨拶と、軽い世間話に軽く話を合わせておけば、「そろそろ配達行ってきます」といって

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【第26話】一度きりの浮気なら黙っておくのが愛じゃなかろうか

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メールの受信時間は30分程前のAM7時半

慌てて電話をかけた。

「急にどうしたの?」

「聞かないで」(聞かないでといいながら電話を取るって?)

「何かあったの?俺、なにかしたっけ?」

「座右くんのせいじゃない。全部私が悪いの。」

「座右くんのせいじゃない。私が、遠距離の寂しさに耐えられな

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【第25話】土砂降りの雨の中

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その日は、梅雨時期だということもあり、夜半から、ひどい土砂降りの雨でした。

3月末に上京。

新聞屋の朝は早い。幼少の頃、『パン屋のおじさんが朝いちばん早い』と習いましたが、新聞屋もどっこいどっこいではないかと思います。

三大紙の内の1つを扱う販売店に配属。

当時、東京都内のとある地域で、全1

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【第24話】根強い人間不信

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大学進学、新たな舞台、新たな環境、新たな出会い。

夢、踊る心、希望。

みんな、キラキラ、まぶしい笑顔。

空は晴れわたり、桜は咲き誇る。桃色の風が、新入生を歓迎していた。

1500人前後の新入生の中で、座右は、ただひたすら、孤独を感じていた。

皆、全国各地、津々浦々から、故郷を離れ、上京して

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【第23.5話】大学編に入る前に

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「大学編」を綴る前に、大切なことを書き忘れていました。

それは、私の4才下の、妹のことです。

私にとって、この妹の存在が、深い苦悩と、人生の充実、人間不信と、人を信じる大切さを教えてくれた存在でした。

私には2人の妹がいます。

前述した4才下の妹、仮名として、「茉奈」とします。

12才離れ

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