「リルケ詩集」朗読

木村 仁美 (Chami)

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「リルケ詩集」 片山敏彦訳 より、

「重々しい時間」
「たとえあなたが私の眼の光を」を朗読しました。

どうか遠くの誰かに、届きますように。

※少々ノイズ気になる方はご注意下さい。


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薔薇 おお 純粋な矛盾

逃げてるのか追ってるのか
わからなくなるまで
わたしを視て もっと捕らえて
燃えて紅蓮薔薇地獄

いきたいのか堕ちたいのか
もうわからないけど
これが愛で苦しみならば
終焉が欲しいですね

ああ奪い取ってその心
鑞に変わりゆくわたしの
からだの奥 閉じ込めるわ
-ALI PROJECT『薔薇獄乙女』
(ローゼンメイデン トロイメント『オーベルチューレ』)

ここ何年か、薔薇に縛られた生を甘受してい

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リルケとプルーストとインドカレー

日本の本屋さんに行ったら入手しようと思っていた本のひとつにリルケの詩集がある。
(サリンジャーの短編がきっかけ)

新潮文庫の『リルケ詩集』を買ったのだけど、学生時代にも同じものを持っていたので再購入ということになる。海外の詩集の入口として新潮文庫を読んでいた人、読んでいる人はぼく以外にもたくさんいるはずで、昭和から刊行され続けていることを考えると世代をこえた共通体験なのではと思うのだけどどうだろ

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若き詩人への手紙

20年以上も前に購入したボロボロの文庫本をまだ持ってるけど、空き時間にまたじっくり読み返したいなと思い Kindle 版を購入した。

新潮の文庫本を購入した当時、常にバッグに入れて持ち歩き、暇さえあれば何度も読み返した。もうこの本のリルケの言葉は身体に染み付いている。

けれど今またリルケの言葉を読み返す必要があるんじゃないか、と思い電子書籍を購入した。

あなたは御自分の詩がいいかどうかをお尋

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春を感じる心とささやかな決意

本を読んでいると、ある一節に目がとまった。

そうだ、年々の春はおまえを必要としたではないか。あまたの星は
おまえに感じとられることを求めたのだ。
過去の日の大浪がおまえに寄せてきたではないか。または、
開かれた窓のほとりをすぎたとき、
提琴の音がおまえに身をゆだねてきたではないか。それらすべては委託だったのだ。
しかしおまえはその委託をなしとげたか。おまえはあいも変らずむなしい期待に心を散らして

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リルケのあじさい

今日も梅雨らしい雨降りです。
慰霊の日の今日、沖縄は梅雨明けしたそうです。
あじさいの季節もそろそろお終いですね。

あじさいの花は散りません。
次第に色褪せ、茶色く枯れていきます。
褪せてきた花には妖しい美しさがあります。
それを見るたびに思い出すのがリルケの「青いあじさい」です。

青いあじさい

絵具皿にのこる最後の緑に似て
これらの葉は、かわき、艶がなくざらついている。
青色をみぢかに帯び

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2018年5月

毎月やってる一ヶ月の振り返り。先月の主なトピック。5月は少し note に対する意識の変化があったような気がする。変化があったというよりは、原点に戻ったというべきか。

- 文芸座でゴダール鑑賞
https://note.mu/kiyofico/n/nf9ca812246b7
https://note.mu/kiyofico/n/na8f212515f41

- 碧波彩さん撮影@江ノ島
https

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4.リルケから考える言語文化の話

(1)リルケって誰??

リルケは、有名なオーストリア人の詩人です。(確か)
今日はリルケの初期詩集の言葉から、言語文化について少し考えたいと思います。

「ぼくはひとりだったためしはない。ぼくより前に生きて、ぼくより先に別れてゆこうとした人々も、ぼくという存在のなかに生きていたのだ。…(中略)ぼくには空間が必要だ。一族全部が生きるに足るほどの空間が。」

この言葉をどのように捉えるかは読み手の感

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生者と死者のあいだに

ラジオに盆踊り研究家(!!)がゲスト出演されていて面白い話をしていました。

戦国時代の盆踊りは、夜、仮装して(顔を隠して)行っていたらしい。

戦国時代、死ぬ人が多かった。その死者を弔うために(また、祟られないように)盆踊りが流行したそうなんです。
で、なぜ仮装していたのか?
仮装していれば、そこに死者が紛れていても、気づかないから…と…。
(あと男女の出会いの場としての機能もあったようです

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