一駅ぶんのおどろき

コンテスト

ただいまこのハッシュタグで作品を絶賛募集中です。
あなたもステキな記事を書いて参加しましょう!

短編小説 『母の味噌汁のレシピ』

なぜこの味噌汁を飲むと、涙が止まらないのだろう。

母が死んだ。
連絡を受けた時にはすでに末期の大腸ガンとのことだった。

毎年健康診断は受けていたはずなのに、なぜ、という気持ちは拭えなかったが、誰かを責めている暇もなくその1ヶ月後、母は自宅で静かに息を引き取った。

涙は出なかった。

料理の上手な人で、それが僕の自慢だった。
友達が遊びに来ると、いつもとても褒められる。

そんなことないわ、褒

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ありがとうございます!言葉が届いて嬉しいです😊
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Amazon『ほしい物リスト』が被災地支援に役立つお話

Amazonには『ほしい物リスト』という機能があります。
どういう物かと言いますと、

① 自分の欲しい物をリスト化し、ネットに公表する。
② それを見た『お友達や支援者』が購入し、プレゼントする。

このような機能になります。ただ使い方を間違えて、
例えば「ファンが多い方」がネタでUPするとおかしな事になります💦

基本は『友人へのお祝いの品』贈呈サービスから始まっています。

誕生日、結婚祝

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スキありがとうございます!これからもよろしく御願いします
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ノベルジャム新作日野怪談できました!

昨日までの二日間、三鷹某所にて今年のノベルジャムが開催されました。

やっぱり去年の三日間よりも二日間は時間がなくて疲れた……。

宿が遠かったので、八王子のような泊まり込みや食事つきじゃないという点でも時間ロスが多かった。

そんで、仕事が終わってなかったから、気ぜわしかった。

で、でも、やりとげたぞー! おーーー!!

お題は「変!」

お、これなら、怪談すべてにあてはまる。

よすよす。

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またきてねー!
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「親の顔が見たい」と言われたこと。(#一駅ぶんのおどろき )

※本記事は、カドブン×note ショートストーリー投稿コンテスト「#一駅ぶんのおどろき」への参加のため、2017年9月9日に投稿した記事に加筆修正して再投稿しています。すでにお読みいただいた方は、どうぞスルーで。笑

▼▼▼

「この子の親の顔が見たいねんけど、この子の親ってどこ?」

声の主を探すと、若い男性。その人のそばに立っていたのは私の長男だった。何か失礼なことをしたのだろうか。謝りに行か

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ありがとうございます (((o(*゚▽゚*)o)))
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【短編】うさぎりんご

私には夢がある。小さい頃からお医者さんになりたくて、懸命に勉強してきた。医学部を受験したが、現役だった去年は不合格で涙を飲み、いまは浪人生として「今年こそ」と予備校に通っている。

もう十二月になってしまい、大学受験のハイシーズンが刻々と迫っているのを肌身で感じながら、自室で予備校に行く前の朝勉強と思って必死にシャープペンを走らせていると、いつものようにドア外から母の声がした。

「ちせ、いつもの

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コメントも歓迎します!あなたのページも見に行きたいな。
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大丈夫

この記事を読んでいる貴方は今電車の中だろうか。

私は電車が怖い。

一駅乗るのも想像するだけで恐ろしく怯んでしまう。

電車の中でスマホを見るなんて余裕もなくなる。

昔はこんな私ではなかった。

だけどある日突然電車の中でパニック発作を起こしてからというもの

それまで地球の裏側まで普通に楽しく旅をしていた私が

近所のコンビニへ行く事すら怖くて躊躇うようになった。

例えばエレベーター、美容

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貴方様のご多幸を祈っています✨
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この世の形をさぐる

長きにわたって世界は巨大な亀の背中に乗っているとされてきた。だが近頃はにわかにゾウ派がその勢力を増している。

 なぜ今象なのか? 理由はある日海岸に流れ着いた一本の毛にある。大量の魚を巻き込んで座礁した繊維を科学者たちが分析にかけたところ、正体は途方もない大きさをした動物の体毛だった。さらにはそれが推定二億三千六百五十万歳を超える象の毛だと突き止められるに至って、ゾウ派はにわかに活気づいたのだっ

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馬と鹿 ~ジーコが指示したただひとつのこと~(エッセイ)

2007年秋、居酒屋で飲み終わり友人とふたり、近くの中華料理店に入った。テーブルに向き合って座り、ラーメンと餃子を注文した。
餃子が二人前運ばれてくる。
友人が醤油差しの隣に置いてある「す」と書かれた透明の卓上びん容器を取る。黒いふたを指で押さえながら、そっぽを向きあう差し口の一方から餃子用の小皿にお酢をドボドボ注いだ。並々注ぐと、友人はそれを渡してくれた。
私は苦笑した。
「バカみたいにお酢入れ

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ダンケシェーン! またのご訪問を期待しております!
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その時間泥棒はすぐとなりにいる #一駅ぶんのおどろき

「そのときね。大きく揺れたんですよ」

 って突然声をかけられたから、思わず「え? なにがです?」って聞き返しちゃんたんですよ。ね、先輩。聞き返すじゃないですか。そんなの。

 さっき買ったコンビニコーヒーを、座って飲もうって思って、公園のベンチに腰掛けただけですよ。自分がベンチの右端で、そのおじいさんが左端に座ったんです。ちょっと近いかなぁなんて思いましたけど、まぁ、珍しいとは言えない状況じゃな

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我想再次见你!(^o^)
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雨月怪談・十日夜の月「人形の家」

そのバーでは、雨の日に話が途切れたら怖い話をするというルールがある。
十日夜の月の夜、マスターがお客から聞いたのはこんな話だ。

そうです。母親の家を売ろうとしたんです。

それで、何回も希望者を案内してるんですが、どうしても契約までいたらなくて……。

ここでは、そういう悩みも聞いてくれると噂で知りまして、訪ねた次第です。

人形ですか?

ええ、あります。母親が趣味だったので、ひとつの棚は全部

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うれしー!
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