日本の周辺国であるロシアが核兵器のデフコンを上げたわけであるから日本が対抗措置として核兵器の活用に議論を開始するのはなんら問題ないと思う。けれどもアベやネトウヨなどではない「真の右翼」とか真のサヨクが別の方法として非武装中立の憲法9条の崇拝のみを強要してどうするのか。思考がない

軍国主義日本も「戦争」とは言わずに「満州事変」「日支事変」といって大陸への「派兵」を行ったわけである。一連の日本の行動は今では「日中戦争」と呼ばれる。 社民党は少なくとも当時の日本の主張に理解を示す可能性があるということだろう。日共ですらinvasionと表現しているのである。

日本の核武装論議ってプーチンとか核保有国の独裁者に「チョーシこいて核兵器使うとか騒ぐようなら日本も核保有するぞ」という脅しの意味以上はないのではないか。あんなもの持ったところで使えないのであれば張子の虎である。使うと言い出せばプーチンレベルであり、もう狂人扱いである。

https://www.yomiuri.co.jp/world/20220224-OYT1T50377/ ロシアは外交に見切りをつけて軍事侵攻したというリベラルの逆鱗に触れまくるニュース。 左翼とリベラルはこの点が違う。

今朝の左派たちはロシアのウクライナ侵攻の責任は米国にある！と叫んでいるようである。日本共産党も「憲法9条バンザイ、日本は他国に侵略すんな！」(日本が攻められた場合は？)と叫び出しているし、北朝鮮はミサイル発射している。彼らも平常運転に戻ったということであろうか。

https://twitter.com/fujiwara_g1/status/1497327914190356480?s=21 フランスがロシアを痛烈に批判することは理解できる。サヨクたちがいう「外交的な解決」に向けて真摯に努力したのはフランスであろう。そしてロシアに鼻で笑われて裏切られたのである。そりゃ怒って当然の仕打ちである。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220225/k10013502131000.html　もう来週にはパラリンピックが始まるからなあ。パラリンピックを開催しながらウクライナでロシアが戦争しているようならば北京の面子は丸潰れである。 選手や観客が「NO WAR」のアピールを全世界に向けて示さなければならないのである。

サヨクにしてみれば「何のことかわかんなーい。それよりロシアだけでなくて米国、米帝の国連憲章違反の『戦争』に反対すべきでしょう。」と言い出すわけであろう。社民党の認識では今回のロシアによるウクライナ侵攻は仮にロシアが憲法9条を制定していても禁止されていないということになる。

いくらリベラルな国と言ったところで軍隊のない国はないのである。コスタリカの警察軍くらいである。もしくはあまりに小国で防衛をアウトソーシングしている国であろう。少なくとも人口1億の日本は小国ではないのである。リベラルな日本も軍隊を持って国際貢献するのが普通である。

しばしば日本はロシアに対する西のウクライナにだあする東のウクライナの立場だと言われることがあるが、地続きのウクライナではなく、海で隔てられているのでむしろポーランドの立場ではないか。中国をドイツに比定するとポーランドは独ソで分割されたのである。

ウクライナの人だって、ロシア軍が攻めて来なければわざわざ戦う人は少なかっただろう。日本では戦う人は軍国主義者のナチスである。A級戦犯として巣鴨プリズンに投げ込まれるべき鬼畜である。私だって阪神淡路大震災を経験していなければ自衛隊なんて剣呑な組織はno thank you である。

憲法9条の国では自衛隊など不要、戦車や鉄砲など皆捨てて、災害派遣隊になれば平和でいいじゃないかというのが一般的なサヨク観である。阪神淡路大震災の時も自衛隊の出動要請は後回しにされたのである。「国防は重要」とか言うような気狂いはネトウヨと呼ばれて馬鹿にされたのが日本の常識である。

パラリンピックを開く中国様の行動こそが重要であろう。つまり、平和の祭典である。ロシアもおとなしく中国の言うことを聞いて矛を収めれば良いのである。赤壁の戦いでも曹操はうまく逃げ出して一命を取り留めたのである。中国の役目はロシアが納得できる逃げ道を作ることではないか。

憲法9条の思想は謂わば義和団の思想であろう。近代兵器という「力」を頼らなくても自らの体を鍛えて呪文を唱えれば鉄砲の弾も核爆弾の放射能も弾き返せるから大丈夫だという。ネトウヨは科学的思考があるからヒョロヒョロでも無人攻撃機による遠隔攻撃で敵を倒せることを知っているのである。

多分、反アベとかネトウヨを踏み付けたい真の右翼や野党支持の左派たちは「核武装」の議論になると反米感情からロシアや中共の核は綺麗な核！と叫びたくなるのだろうが、今は日本は米国の核の傘に入っているのである。つまり、核武装論議の本質は某国の核の脅しに対する恐怖という意味になる。