支援とエゴ

いつか咲く花。

「僕は自分をニートだと思っている」

と大島君は言った。

「なんで?」と僕は思った。

彼はアルバイトではあるが、僕と一緒に児童館で学習サポートの仕事をしている。時には団体の他の仕事も引き受けて、僕よりも忙しいくらいだったからだ。

3月9日に開催した『支援とエゴ』の一コマ。
ぽかぽか陽気だった気温が夜になってぐっと下がり、僕たちはストーブを囲んで彼の話を聞いていた。

会社員をやめて以来、家業

もっとみる

Have a nice weekend !

朝、わけもなくウィッキーさんのことを思い出している。

小学生の頃、登校前の時間にうちのテレビでは決まって『ズームイン朝!』が流れていた。

ぱらららぱら、ぱらららら、ぱらららららーら。というイントロの後に、やたらテンションの高い外国人が登場して

「グッモーニン、ミスタトクミツ!」

と言うのだ。その人がウィッキーさん。

僕の記憶のウィッキーさんは決まって「ミスタトクミツ!」とあの独特のイント

もっとみる

支援と支配。

弱い者たちが夕暮れ
さらに弱い者を叩く
その音が響きわたれば
ブルースは加速していく
(THE BLUE HEARTS『TRAIN TRAIN』より)

先日、ある話を聞いた。

詳細は書けないが、強い立場の人が弱い立場の人の思いを聞かず、力をつかって持論を押し通し、ぐちゃぐちゃにしてしまう話だった。

弱い立場の人の良心や葛藤は、強い立場の人の「正しさ」によって粉砕された。強い立場の人は、弱い立

もっとみる

忘れていた。

不思議なことが起きた。

次にひらこうとしている場のことを、テレビ電話で話したときのことだ。

話す前は正直「この場はひらかれないかも」と思っていた。
年末から年始にかけ、昨年からあたためていた企画がいくつも立ち消えになり、新たなことを始める機運になっていたからだ。

だから、ちょっと不安もあった。「不義理になったらどうしよう」とか。
前回がとてもよかっただけに、そのいい感じを崩したくなかったのも

もっとみる