『深読み 村上春樹 スプートニクの恋人』第7話「君が、嘘を、ついた〈前篇〉」

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スナックふかよみ にて

寄り道はいいから先に進もうぜ。

でも… 僕の直感が正しければ、この歌は…

いいんだよ、そんなことは。

次は大事な場面「すみれとミュウの出会いと恋に落ちるまで」だろ?

まだまだチャプター1の半分にも行ってないんだぜ。

たしかに… そうでした…

次のパートは、この作品の「種明かし」になっている部分…

非常に重要な描写の連続です…

作品のタネ明か

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日の名残り(著者:カズオ・イシグロ)

品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々―過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。(Amazo

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「日の名残り」

原題: The Remains of the Day
監督:ジェームズ・アイヴォリー
製作国:アメリカ
製作年・上映時間:1993年(現在特別再上映) 134min
キャスト:アンソニー・ホプキンス、エマ・トンプソン、ジェームズ・フォックス、クリストファー・リーヴ、ヒュー・グラント

 カズオ・イシグロ氏の本を読んだ後、数年して映画化された作品をネットで観ていた。今回期間限定再上映は映画としてのス

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NEWS ファインマン

「おめでとうございます、ファインマンさん」って言いたくなるような NEWS をお送りします。
 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』をはじめ楽しい著作も多い1965年のノーベル賞受賞者ファインマンさん(うん、やっぱり「さん」つけちゃうよね。)は、どうも今年が生誕100年にして没後30年にあたるらしい。つまりファインマンさん(1918年5月11日 - 1988年2月15日)は70歳を目前に亡くなった

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「日の名残り」:エンタメコンテンツ偏愛シャッフル

エンタメコンテンツ大好き、暇さえあれば読書に映画にドラマに音楽にを貪欲に鑑賞しています。

ただただ大好きなものをゴリゴリ人に勧めたい。

そんな欲求を満たすために紹介していきます。

毎日20:00、力つきるまで!

「小説:日の名残り」

カズオ・イシグロさん。英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作だそう。

普段は小説でもビジネス書でもガーッとスピードあげて読むんだけど、珍しく丁寧に読了した覚え

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カズオ・イシグロ『夜想曲集』の第1話「 Crooner /老歌手」とは、いったい何なのか?~『日の名残り』徹底解剖・第45話

~~~ 三日目・夜 五島・福江島 ~~~

うわ~!ドキドキする~!

カズオ・イシグロの短編集『夜想曲集』第1話「Crooner/老歌手」に隠された秘密を全部しゃべっちゃうなんて~!

完全ネタバレだけど、作品の発表からもうすぐ10年だから、もう時効だよね!

ちなみに「Crooner」というタイトルに隠された秘密はコチラ~!

なんやねん、この出だし。前フリもクソもないな。

手抜きもいいとこ

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カズオ・イシグロ『夜想曲集』より「第1話 Crooner /老歌手」~『日の名残り』徹底解剖・第44話

~~~ 三日目・夜 五島・福江島 ~~~

ガードナーはちゃんとした男だったと思う。

カムバックを果たそうと果たすまいと、私にはいつまでも偉大なる歌手のひとりだ。

・・・・・

ん?どうしたの?

それでおしまい?

ナンテコッタ…

どうした?おかえもん…

西側では忘れられとる老いぼれ歌手を、いまだにスターやと勘違いしとる旧共産圏の田舎モンのハナシか?

ありきたりやで。

往年のスタアの

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困ったな…

カズオ・イシグロの『日の名残り』解説シリーズを書き始めて、はや3ヵ月…

ようやく終わりが見えてきたと思ったのに、ラジオ番組がきっかけで、ついつい別のイシグロ作品を読んでしまった…

そして今僕は、ちょっとしたパニックになっている…

なぜなら、この短編集『夜想曲集』は、これまでの僕の推察の正しさを裏付ける決定的な証拠だったんだ…

『夜想曲集』には、カズオ・イシグロの「ジュディ・ガーランド好き」

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