検閲

あいちトリエンナーレ/のっぺらぼうを見つめる

あいちトリエンナーレに行ってきました。
再開された「表現の不自由展・その後」や、同時にボイコットしていた作品についても鑑賞してきたので感想を残します。

(1) 不自由展の感想と騒動について

 展示が再開されたのは10月8日。私が訪れたのは翌日です。入場回数や人数は初日から大幅に増えて、午前中の抽選にはおそらく220人程度が並び、この日の当選確率は3倍程度でした。幸運にも当選した私は、不自由展を

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「検閲」について日記(20190928)

一日ってこんな短かったっけってなりますね。「毎日こうしたい」みたいなことがあると。あれ、いつの間にか、それやる時間なくなっちゃった、みたいな。今が、どんどん過ぎて行って取り戻せなくなっていく感覚が怖くて、少しくらい止まってくれないかなと思うんですけど、そうもいきませんね。やりたいこととは別に、やらなきゃいけないことがたくさん、複雑にあって、それを少しずつほどいているうちに、眠くなってきてしまうみた

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文化庁は公然と憲法違反をやっている:社会の「真善美の価値評価」の舞台を守るのが近代国家の大原則(現代国際社会の常識)である。

近代国家は、社会に属する人たちが表現する「真善美の評価」を、自らが主体的に行うことはできない。これは、近代世界が歴史において繰り返してきた「国家が宗教を扱う際に繰り返された殺戮行為」に終止符を打つために反省的に生まれた「大原則」である。

 あらゆる人間の表現の真善美の価値評価は、公権力たる国家ではなく「社会」自らが決めるのであって、そのための諸条件を整える舞台作りをするのが国家の役割である。各種

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よろしければコメントなどを!
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キセキノセイイ──「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展レビュー

東京都現代美術館で「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」が開催されている(2016年5月29日まで。現在は終了)。昨今、美術界の内外で話題を集めている「表現規制」に焦点を当てた展覧会で、アーティストによる自主的な組織「ARTISTS’ GUILD(アーティスツ・ギルド)」と同館との協働企画である。「MOTアニュアル」は1999年より継続してきた同館恒例の企画展だが、とりわけ近年はテーマが軽佻

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「公人の肖像を焼く」行為と表現の自由

■スペインでも国王の写真や人形を焼く行為が芸術として展示された
■不敬罪のあるスペインで作品展示ができたことは表現の自由への適切な配慮であった
■現代の国家は中立的な「芸術のパトロン」であるべき

あいちトリエンナーレにおける「表現の不自由展・その後」の展示中止についてはそれが「検閲」に該当するかという観点と表現の自由に対する政治介入という観点から詳しいコラムを書きました。

中止発表から1週間が

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全責任は芸術監督に在り??

問題になっているあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」についての大村知事の答弁があった。
しどろもどろでどうにも要領を得ないが、要約すると、こういうことだろうか。

「展示内容については津田監督が全責任を負っている」
「展示内容については事前に把握していた」
「自分は憲法21条の制約により、展示内容について強制力を持ち得なかった」
「今回の騒ぎに発展したのはSNSで拡散したやつが悪い」

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励みになります。
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民間企業による新たな検閲 ルイ・ヴィトンが引き起こした作品撤去事件

2010年5月、神戸ファッション美術館による企画展「ファッション奇譚」に出品された作品に一企業がクレームをつけ、会期途中に当該作品が展示会場から撤去させられるという事件が発生した。

クレームをつけたのは、ルイ・ヴィトン。撤去させられたのは、美術家の岡本光博による《バッタもん》。ホンモノかニセモノか明らかにしていないブランド・バッグの生地をもとに作ったバッタのオブジェである。

こうした介入が「表

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表現の不自由展・その後の中止決定について

満員の劇場で火事でもないのに火事だと叫ぶ行為は表現の自由なのか

今朝の #サンデーモーニング#コメンテーター が言っていた #問題提起 です。

話題の #表現の不自由展・その後 の中止騒動について

中止決定について #河村知事 などが意見しておりますが、私見は支持できません。

#文化庁#補助事業 として公的資金を投入したことについて猛省を促したいと主張する記事も拝見しましたが

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あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」問題はノーチェックのスポンサーが悪い。反日も検閲も的外れ。スキを突いた津田大介の勝利。

話題の、あいちトリエンナーレ2019「表現の不自由展・その後」を一言でいうと、「津田大介のテロが見事成功した」ですね。

津田大介は、以下成果を上げました。
1.11億円もの税金やスポンサーのお金を反日活動家に流せたぜ!
2.あいちトリエンナーレだけでなく、アートの名をも地に落とす事に成功したぜ!
3.展示にを真に受けて左に流れた仔羊をゲットだぜ!
4.炎上で津田大介はじめ、反日活動家たちの名前は

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あなたに幸あれ!
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表現の自由・検閲について

◆主張

主張は端的には,

検閲は一切認めない

ということです.その理由は,民衆にとって,検閲を許すことに付随するリスクが高すぎるからです.

また,検閲に賛成する勢力から表現の自由を守るためには,

「表現の自由」を訴えるよりも,「検閲の反対」を訴えた方がよいのではないか

と考えています.

※ 検閲は,公権力による検閲を想定しています.

◆導入

我々は,社会的判断を否応なく行い続けな

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