永遠の希望

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◆分節という営為の上で、行き詰まりを踏破する新生的な自由のためには、諸項の接続秩序を静的固定的に仮定したうえで、現実の実相(無限の内包、生成変動する流動性)に対応し、ダイナミクスを打ち込む必要があり、その点に永遠の希望という光が見い出されていく原理的根拠があるように思われる。

◆「譬えば大薬師のよく毒を以って薬となすが如し」(龍樹「大智度論」)「毒→薬」の「→」は「妙」である。これに二義を見出せる。①毒自身が薬へと性質変化してしまうのと、②毒が毒のままでありながら薬の作用を起こすのと。いずれにしろ、全てについて固定的狭量的に捉えないダイナミズムである。