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【百年ニュース】1921(大正10)5月31日(火) 南満州鉄道の社長に早川千吉郎が就任。前任の野村龍太郎社長,中西清一副社長が,政友会を揺らした満鉄疑獄で引責辞任。後任選びは原敬首相が直接乗り出し,三井合名会社副理事長の早川に託された。副社長は同社理事の松本烝治となった。

【百年ニュース】1921(大正10)3月13日(日) 元満鉄課長の山田潤二が上京,満鉄疑獄事件がヒートアップ。山田は塔連炭鉱買収関連の社内文書を東京日日新聞にリーク,翌月には『赤心録』を出して告発した。野党憲政会は同書を渦中の与党政友会森恪の選挙区に配布し攻撃を強めた。

【百年ニュース】1920(大正9)5月8日(土)選挙戦最終盤。投票日5月10日は晴れの予想。議席は与党政友会の大勝と予想された。初めての小選挙区制による選挙であったが、有権者が倍増し必要な選挙資金は高騰。のちの政友会幹事長森恪が神奈川7区より初の出馬。塔連炭坑を満鉄に売却し選挙資金を調達。