熟成下書き

お題

ただいまこのハッシュタグで作品を絶賛募集中です。
あなたもステキな記事を書いて参加しましょう!

【短編小説】山の上のアイス屋さん

「おーい、ぼく。アイス買ってきてくれよ。」

ブロック積みにトタンを渡しただけの古びたバスの待合所から男の声が聞こえた。

「ぼくのことですか。」

ぼくは、道にろう石で絵を描くのをやめて、振り返った。

「君しかいないよ。」

「なんでですか。」

「なんでって。こどもは大人の言うことを聞くもんだよ。おじさん暑くて動けないから、山の上のアイス屋さんに行って、アイスを2本買ってきてくれ。たのむよ。

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10年越しの夢よりもやりたいことが、ココにはありました。

ちょうど2年前の21歳の夏。
救急救命士の専門学校に通い消防署の公務員採用試験に向けて就職活動をしようとしていた私は突然、就職自体、したくなくなりました。いろんな世界を見てみたくなったんです。

その後、夢だった救急救命士の国家資格を取得。
1年間のギャップイヤーを利用し、カンボジアで医療系NGOの病院でのインターンをしていました。

そして、そこからしばらく経ち一度日本に帰りましたが、心肺蘇

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常設お題の紹介と、みなさんが書きたい「お題企画」を募集します

noteでは、クリエイターへお題企画という形で定期的に書くテーマを提案しています。

このたび、特に好評いただいている10個のお題企画を常設化することにいたしました。期間を問わず、いつでも好きなときに書くテーマを選んで投稿していただけます。

今回常設化するお題企画について、簡単に紹介させていただきます。

・・・

#とは

あなたの大好きなものや、みんなに知って欲しいこと。そのコンテンツの素晴

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無理して太陽を青色で塗る必要はない。好きなものと求められているものとの軋み

前髪が目に入る。
眼球が裏返り、わたしの表情は上の空。
缶があったら蹴りたくなる。
その瞬間、わたしは子どもに戻れたみたいだ。けれど人はそもそもどこまでいっても子どもだ。その線引きを自由に行なっているだけに過ぎない。

わたしはどこにでもいる人間だった。
特別才能があるわけでもない。
努力をする量は、周りを見て決めていた。
自分が目立たない場所を探していた。
ただ、出来ないことが増えるのは癪だった

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はじめまして。IKKです。

こんにちは。IKKです。
noteを始めて50日以上が経過しました。
これまで読んで頂いた皆さん、ありがとうございます。
日々、感謝です。
今日は改めて僕の自己紹介をさせて貰えればと思います。
IKKというペンネームの由来も今日書いちゃいますね。

僕は1991年に神奈川県で生まれました。

【幼少期】
両親に聞くと、3歳まで言葉を発しなかったみたいです。
当時は両親も周りもかなり心配したみたいで

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読んでいただいてありがとうございます! 嬉しいです。
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僕たちは圏外を知らない

「……こんな町、絶対出てってやる」

 スマホの電源を切りながら、僕は呟いた。

 慎重に、厳重に。誰にも、なんにも聞こえないように。

 そして僕は何者からも反応がないことを確認して、敢えて普通の声量で言葉を発する。

「よ、よーし、帰ろーっと」

 そして、スマホをランドセルに突っ込んだ。どうせこれも聞かれている。誰にって? そりゃあ──

『ナオト。自宅へのナビゲートを開始します。スマートフ

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この1年でしたためてきたnoteの下書き全73件を解説する【ドキュメンタリー】

みなさん、下書きは好きですか?
下 書男(した がきお)ことせっちん丸です。

noteを始めて早いく霜月。
いつの間にやらフォロワーが1000人を超え、嬉しいやら恐れ多いやらで汗だくゴリラな毎日をおくっております。Alexa、汗だくゴリラって何?

これまで公開した記事は26件。
最初の投稿はこちらでした。

↑「なんやねん…」という感想しか出てこない。

2014年4月8日。
noteのサー

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感謝の念を飛ばします。波ァ〜〜〜〜!!!👐🌊🌊🌊
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交通渋滞の本質~不解消の要因とは

【発生原因】の基本的な要件は、各メディアで取り沙汰されることがあるので、冒頭で”おさらい”のみしますが、主題としてはその後。一般論とは別角度からの考察へと展開します(^^)/

 行楽シーズンや連休などの高速道路。「何故」「どういうところで」渋滞は発生するのか---。
 時々テレビ等で話題になるので知っている人もいるかと思いますが、まだまだドライバー全体の認知度・意識付けが低いように感じます。

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Very Best

昔高校生の頃アルバイトしていたお店で私店長に「Very Best」って変ですよ〜、そんな英語、無いですよ。って言ったら店長は…いや、あるんだよ、調べてごらん。って。その時は調べてもよく分からなかったのでモヤモヤしたままそのシールを商品に貼ってた。今思えば店長も店の人も孤独だった私をあたたかく迎え入れてくれてた…。

 私は高校は一番最寄りだったという理由で県で一番の公立の進学校に進んだのだけど、そ

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良かったら「真夜中のタクシー」とか見てね 面白いと思うよ
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二尾猫ノイシュと黒猫ミカミ

煉瓦造りの街のとある屋根の上に、一匹のネコが座っている。

 純白の、毛並みのいいネコだ。首元では銀の鈴が輝いており、彼女──そう、雌猫である──が野良猫ではないことを主張していた。

 彼女は夜空に浮かぶ月をぼんやりと見つめたまま風を受け、尻尾をゆらゆらと揺らしている。その尻尾は根元で二股に割れているが、彼女を含めそれを咎める者は居ない。

 そこから見えるのは月明かりに浮かぶ街と、煙突と、幾筋

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