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猫箱を護る古びた図書館管理人は謳う02

■猫箱を護る古びた図書館管理人は謳う01

「ワタシはワタシ。アナタはアナタ。まったく別のものよ。何も恐れることはないわ。どんなに孤独を感じても、ワタシはアナタの体温を信じる。触れた心の熱は絶対に忘れない。でなければ、ここまで来れるはずがない。これも一種の【 】だと、ワタシはそう認識しているわ」

「男であること、女であること…その事に必ず意味はあるわ。この一雫の雨にも精霊や神々を感じるように、この世の全ての事象に、意味はあるのよ。それを多元解釈して物語を綴る。それが我々綾なす人々の世界。混沌であるが故に儚く美しい…愛してやまない、『ワタシたちの世界』なのよ」