マイナス金利の原因(①日本の状況)

このところ、世界中でマイナス金利が広まっているというニュースを見るようになりました。

金利がマイナスになる。ということは債券の価格が満期償還金と名目利息(クーポン)の合計額よりも高くなる。ということですが、NOTEでは、日本国債の流通市場での需給要因を分析してきました。

① 国内投資家が日本国債を買う行動
 マイナス金利の日本国債を誰がなぜ買っているのか?国内投資家の視点
② 海外投資家が日本

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やったね!
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【英日対訳】米クルーグマン教授が『国際金融経済分析会合』で語ったこと2/2(質疑応答)|2016.03.22

2016年3月22日に行われた政府の『国際金融経済分析会合』。伊勢・志摩サミットの成功を狙いに海外から著名な経済学者らを招いて行われたこの会合に招かれたニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授は会合の議事録を単独で公開しました。以下はクルーグマン教授講演後に行われた政府首脳との意見交換(質疑応答)の抄訳です。

議事録:ポール・クルーグマン教授著(PDF)

要旨:首相官邸

「冒頭講演」編

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愛する人を労わりましょう
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【抄訳】米クルーグマン教授が『国際金融経済分析会合』で語ったこと1/2(冒頭講演)|2016.03.22

2016年3月22日に行われた政府の『国際金融経済分析会合』。伊勢・志摩サミットの成功を狙いに海外から著名な経済学者らを招いて行われたこの会合に招かれたニューヨーク市立大学のポール・クルーグマン教授は会合の議事録を単独で公開しました。以下は冒頭講演の抄訳です。

議事録:ポール・クルーグマン教授著(PDF)

要旨:首相官邸

安倍総理冒頭挨拶

(モデレータ)

これより、第三回『国際金融経済分

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ありがとうございます!

『刺激策、特効薬は利上げ』という記事を読んで

今日は先日金利の勉強を少しして3割くらいまで分かった事が増えたので(笑)、ちょっと挑戦してまた金利の記事を読んでみました!!

米中の摩擦や新興国市場の混乱など世界経済を冷やしかねない懸念材料が目立って来た。

『外国債券など海外での運用を拡大して来た日本の生命保険会社の米山社長に聞いた。』というインタビューの記事です

超低金利で日本国債の保有を減らさざるを得ない状態なので、外債を増やした。

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望月夜の質問板 in note

質問箱などで受け付けていた質問を、こちらのnoteのコメント欄に一本化することにしました。

質問と回答を一元的に閲覧しやすい上、過去の質問を総覧するのに便利だと考えた為です。

質問ある方はコメント欄にどうぞ! (noteアカウントを持っていなくても、Twitterアカウントでコメント出来ます)

※ 完全匿名での質問を希望される方のために、アメブロ記事とそのコメント欄を用意したので、完全匿名で

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異次元緩和の出口の株主総会

日銀の株式の大量保有の気持ち悪さの理由は、日銀は中央銀行であって投資家ではないということだ。企業の業績にかかわらず株価が上がるとか、流動性の低い銘柄の流動性が枯渇するといったことは、大口投資家がインデックス投資をするときも同様に発生し得る。しかし、気持ちが悪いのは、インデックス投資をするような大口投資家は、通常コアになる銘柄は、売らずに長期に保有することが見込まれるが、投資家ではない日銀はこの異次

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異次元緩和の出口は企業国有化?

これまで日銀の異次緩和については出口はどうするのだろう?という程度の傍観者であったが、今朝の日経一面の「企業の4割、日銀が大株主」という記事を見て動揺した。企業統治の側面からみると、日銀の議決権はETFという仕組みの中で、運用会社・信託銀行を通じて行使されるから、日銀は「物言わぬ」株主というわけではない。他方、日銀は議決権を直接行使するのではなく、運用会社の議決権行使基準を通じて間接的に行使するか

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異次元緩和をやめてもデフレには戻らないから、早くやめよう!

「日銀が異次元緩和をやめたらデフレに戻ってしまう」と考えている人が多いようですが、そうはならないと思います。

異次元緩和で景気が回復したのは、偽薬効果のおかげでした。小麦粉を薬だと信じて飲んだ患者の病気が治癒したのです。

すでに患者の病気は治癒しているので、小麦粉を飲むのをやめても病が再発することは無いでしょう。そもそも、患者が「あれは薬ではなく小麦粉だった」と気づいているとすれば、一刻も早く

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「異次元緩和を止めたらデフレに戻る」と考える人が多くて驚いた

日銀の異次元緩和は、偽薬でした。医者(黒田日銀総裁)が薬(景気回復の特効薬)だと言って小麦粉(異次元緩和)を渡したら、病(不況)が治癒してしまったのです。

その事を皆が知ってしまった以上、続ける意味は無いから、やめるべきだと、私は思っています。

そうした内容を寄稿したところ、「そんな事をしたらデフレに戻ってしまう」というご批判を数多く頂きました。

もしかして、異次元緩和が偽薬だと気づいていな

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ポリシーミックス、ヘリコプターマネー、政府紙幣発行論の違い

バブル崩壊以降の不況の中で、これまで数多くの財政政策論が提唱されてきました。

今回、それらの財政政策論のうち、三種類を分類&ピックアップして、その相違点を整理しながら解説したいと思います。

三つというのは、ポリシーミックス(金融政策+財政政策)、ヘリコプターマネー、政府紙幣発行論です。

これらの財政政策論は、財政拡張が前提であるものもあれば、必ずしも財政拡張が必要ではないものもあり、中央銀行

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