重慶

鴻池朋子展「根源的暴力vol.2 あたらしいほね」

この夏、中国は重慶に長期間滞在した。重慶市は北京や上海と並ぶ直轄市のひとつで、中国内陸部における重要な経済拠点である。長江と嘉陵江が合流する盆地は起伏が激しく、急な斜面におびただしい数の超高層ビルが立ち並んでいるため、東京以上に立体的で重層的な都市風景が広がっている。街中には仰々しい高級外車と簡素な三輪自動車がめまぐるしく行き交っており、貧富の差が歴然としている感は否めない。けれどもその一方で、ま

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[報告]続・淺井裕介天井壁画

最高傑作が完成しました!

去る6月29日、淺井裕介は、中国での天井壁画の制作を終えました(重慶・武隆での芸術祭と制作過程については、こちらから)。わたしは現場を確認してきましたが、当方の予想をはるかに上回る、飛び抜けてすばらしい作品でした。ぜひとも肉眼で鑑賞してほしいところですが、ここではその一部を、写真をまじえて、できるかぎりお伝えします。

新作《空から大地が降ってくるぞ》が展示されているの

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[報告]淺井裕介天井壁画

現在、アーティストの淺井裕介が中国で天井壁画を制作中です。先日、わたしは現場を視察してきたので、その様子をここでレポートします。

場所は重慶市の武隆。「中国南方カルスト」として世界自然遺産に登録されている、風光明媚な観光地です。市の中心部からは車で3時間ほどですが、標高が高いため、灼熱の夏を過ごす重慶市民の避暑地として人気を集めているようです。

武隆の代表的な景勝地が「天生三橋」。石灰岩の洞窟

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【10分エッセイ#41】小さな「ひとりでできた!」を積み重ねたい

※10分間で書ききる、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ!※

重慶は大都会。中心部を歩いてると、思わず、ひえええ都会だなーとひとりごとを言ってしまうほどだった。

都会は楽しい。でもそんなに見るものもない。

思っていたよりも観光は早くおわり、1日ぽっかりあきそうになってしまった。

どうしようかな、何したいかな、と漠然と思いながら歩いていると、街中の旅行代理店の看板が目にとびこんできた。

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【10分エッセイ#40】「せっかくだから」に取りつかれないで

※10分間で書ききる、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ!※

重慶と成都と8日間かけて旅行している。

旅行しているとついあれもこれも行きたくなる。

ガイドブックや旅行ブログに載っている「これは行くべし!」みたいな所は絶対いかなきゃ、人におすすめって言われたところにはいかなきゃ!と心が忙しい。

しまいには、なんだかちょっとそこに行くことが目的になってしまうようなこともある。

今回、重慶

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【10分エッセイ#39】重慶が、抗日戦争が、ちょっと自分事になった。

※10分間で書ききる、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ!※

重慶に来ている。

重慶は火鍋をはじめとする辛いものが有名。存分に楽しんだ。

同時に重慶は近現代に歴史的に重要なことがあった場所でもある。抗日戦争に、国共合作、重慶政府の設立など。

私の泊まっているホテルのすぐ近くには抗日戦争の勝利を記念した解放碑という塔のようなものが立っている。

べたな観光もしつつも、歴史的な場所も色々ま

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重慶で火鍋を楽しむ(英語動画)

中国の英語版チャンネルCGTNの特集。火鍋文化とともに、重慶を美しい映像で紹介している。

留年記:中国旅行計画、悲しみのイタリアン

なんか今日、すっごくいい気分だなあ~という日があって、なんでかな? とよく考えたのですが、答えは「めちゃくちゃ幸せな夢を見たから」でした。幸せな脳みそしてますね。以下、今週の留年記:

大根餅食いながら大陸を思う/邂逅! ワインとフランス語の本を片手にうんちくを語る、かつての研究室の先輩

▲今週のビージーエム。急にSpotifyがディスカバーウィークリーで紹介してきたZOMBIE-CHANG

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ラッキーアイテムは牛乳瓶のふた!(北海道S市 北口22歳)
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勝者臆病者に軍配。

ある昼下がり、県民センターのパネル展にフラっと立ち寄る。

展示会のタイトルは

【戦争の加害】

 日本史は高校の時に学年トップを獲ったこともあるから知識は多少あるつもり。

 会場に入り辺りを見回す。
若者はおろか中年すらいない。そりゃ、平日のこの時間帯に県民センターに立ち寄る若者なんてまずいないもんね。

内容としては

従軍慰安婦、南京、重慶、上海大虐殺

新加坡、マレーシア、台湾制圧、

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