青樹謙慈

【占いは、売らない】易聖・高島嘉右衛門について【高島易断・呑象】

高島 嘉右衛門(たかしま かえもん)
1832年12月24日(天保3年11月3日)生 1914年(大正3年)10月16日歿
横浜の実業家および易断家。
父は遠州屋嘉衛門(本姓は薬師寺)。母は「くに」。姉が2人。弟に高島徳右衛門。幼名は清三郎。後に嘉衛門、嘉右衛門に改名。
号は呑象(どんしょう)。
※呑象の号は、勝海舟から号を持ってはどうかと勧められて「どうしよう」→「どんしよう」という語呂合わせで

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《ありがとう》 語源・由来・意味を知る

有難い(ありがたい)
「アリガタイ」は、もったいない、とか、感謝したい、という気持ちをあらわした言葉です。『存在が難しい』ということから、めったにない事を感謝する、という意味になりました。 もとは、神を称える言葉でした。
室町時代頃は、『法悦の感激』を示す意で用いられました。
その頃、感謝する意としては、「カタジケナイ」を用いていました。
ちなみに、尼門跡(あまもんぜき)では「カタジケノー」とい

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今どきのもの!

田尾親方のゴタク

言葉の乱れ、といいますか、言葉の変化は、古(いしえ)の時代から、連綿と続いているものでございます。

近頃の若い人の言葉はさっぱりわけがわからん!
今どきの若いモンは、言葉が乱れてる、困ったもんだなあ……

なあんて嘆いてる、ホントはろくに日本語も知らなかったりするジジイがいたりする(俺のことだよ)

俺の若い時分も、近頃の若い衆(ワカイシ)は……なんてジジイやババアに後ろ指を

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【老子 第6章】谷神不死~男はどうしても女に勝てない

谷神は死せず。これを玄牝と謂う

谷は低い卑しいものであり、
あらゆる水などの流れ込むところである。
その谷の姿は道(タオ)のありかたに似る。

道(タオ)は尽きざる生命を持ち、無限の働きをなす。

谷神とは、谷間に宿る神霊(デイモン)の意で、
女性の陰部を神秘的に表現したもの。

玄の又た玄である道(タオ)すなわち天地造化の働きが、
一切万物を永遠に生成しつづけてゆく不可思議ないとなみ。
万物を

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【老子 第5章】天地不仁~人間が勝手に創り上げた神の概念

天地は仁ならず、万物を以て芻狗と為す

天地自然の理法、すなわち道(タオ)は、
一切万物に対して等しく無関心、無頓着である。

万物を能く生成化育するが、それは無為自然の営みであって、
愛情あってのことではない。

親のような慈愛心を持った人格的存在であるとするのは、
人間の手前勝手な理屈でしかない。

人間のような人情、意志、価値意識、目的意識など持たないから、
道(タオ)は、ときに冷酷非情な存

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【老子 第4章】道冲而用之或不盈~無限供給の源

道は冲しきも、これを用うれば或た盈たず

道(タオ)は天地に先立ち、あってあるもの。

目に見えず、からっぽの容器のように空虚だけれど、
例えば無限大のメモリ容量を持つRAMのように
無限の効用性と無尽蔵の働きを持っている。

それは、奥深く無限のエネルギーを秘め、
一切万物がそこから生ずる根源、究極的な実在のようだ。

そのなかにあって、この世界の差別、対立、闘争、賢しらなど
絶対的な道(タオ)

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現場のタオ~プロローグ

のどかな工事現場の昼休み。田尾興業の親方、田尾玄一は若い衆と昼飯を喰いながらたわいもないバカッ話に興じていた。その中に周りから極端に浮いている一人の若い衆がいた。

数日前から土工として働くことになった荒木純は、今年で三十七になるのだが、歳よりもずっと若く見える。女房子供はいるが、物腰や雰囲気が所帯じみていないのでたいがい独り者と見られる。

田尾のところで働くことになったのは、あるトラブルに巻き

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【老子 第3章】不尚賢~賢者の要件

知識(メモリー)偏重の愚かさについて老子は嘆く

バカは恐いものだけれど、ただのバカならまだよい。
何が恐いといって、学問のあるバカほど恐いものはない。
[渡辺昇一先生母堂]

争いというものは、自分を基準とした価値観、
つまり、善悪、優劣、貴賎、利害などの誤った価値判断から起こる。

たとえば、日々の生活で生かせる智慧より、
知識(メモリー)の大小だけを比較し尊重するものだから、
記憶されたデー

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【老子 第2章】天下皆知美之爲美~相対世界で生きるコツ

道(タオ)こそ真の実在であり、裏のない絶対世界である。
一方、我々の住む憂世有形世界は、
表があれば必ず裏がある差別対立の相対世界である。

たとえば美女というものを定義するとき、
そこには必ず、同時に醜女の概念が発現する。

醜女の概念があるからこそ、美女の概念がある。
両者は切り離すことができない。
絶対的な美女も存在できず、絶対的な醜女も存在できない。

善人(ヒーロー)は、悪人(ヒール)な

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【序章】青春は泥とコンクリにまみれて~ポケットの中にいつも川砂

俺は東北の寒村から集団就職で上京して、東京の土建屋で働いてた。いわゆる現場監督というやつだ。上司には三本の線が入っていたが、自分のヘルメットには線が入っていない。だから監督というのは名ばかりで、実際の仕事はドカタとほとんど変わりなかったよ。

いや別にドカタやるのは構わないんだ。ドカタだけやってられたらどれだけ楽かわかんないからな。やってることはドカタなんだが、現場で問題が起これば、監督として責任

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