IDFBCN

米中貿易戦争は、今後も収まらない

8月1日にトランプ大統領が対中追加関税第4弾を発表して、世界的に株価が下落した。
 その後、株式市場は一時的に安定を取り戻したかに見えたのだが、8月14日に再びダウ株価が800ドル安と大暴落した これは、今年最大の下げ幅だ。日経平均株価も、15日には一時400円超の下落を記録した。
 これは、13日に第4弾の実施を9月1日から12月まで延期するとした直後のことだ。マーケットは、「これだけでは米中

もっとみる

リブラによる国際的資金の移動は、望ましくないことか?

FTのラナ・フォルーハー が、「リブラが助長する投機」で、 「リブラが使われるようになれば、国際的な投機を助長する」としている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47956170Q9A730C1TCR000/

 確かに、そうしたことが起こる可能性はある。国境を越える資金移動がより自由になれば、さまざまな可能性が広がる。広がる可能性の中に、「投機が容易にな

もっとみる

社債取引をブロックチェーンで管理

野村ホールディングスと野村総合研究所は、社債の取引をブロックチェーンで管理する仕組みを開発する。
 日本経済新聞7月25日:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47729420U9A720C1EE9000/

 社債の権利移転手続きは証券会社が人手で対応しているが、社債は発行件数が多いため、作業量は膨大になる、このため、数十億円から10億円の規模でないと発行で

もっとみる

アメリカが経済戦争の最強武器を捨てようとしている「愚かな事態」
リブラ叩き、一体どうなるのか
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65997

リブラ取り潰し論が広まる

アメリカ上院銀行委員会は、16日、フェイスブック(FB)が発行を計画する仮想通貨リブラに関する公聴会を開いた。
 ここでは、個人のプライバシーを繰り返し侵害したFBへの批判が挙がった。「不祥事を起こしたフェイスブックは信用できない」、「新しいビジネスを始める前に居住まいを正すべき」など、FBの資質を問う声が相次いだと報道されている。

 これは、仮想通貨がブロックチェーンによって運営され、その信頼

もっとみる

リブラ潰しで喜ぶのは、中国

アメリカの既成勢力はリブラ潰しに取りかかった。これを見て1番喜んでいるのは、中国の習近平主席だろう。

 アメリカの上下両院は、7月16日、17日にFacebook幹部を招いて公聴会を開く。ここではプライバシー保護などを理由にリブラに対する反対が述べられ 、リブラ開発の一時停止が要求される可能性が強い。

 他方で、Facebookは、規制当局の承認を受けるまでリブラは提供しない旨を明言すると報道

もっとみる

リブラを禁止するなら、銀行預金や中央銀行券も禁止しなければ、整合性がとれない

米上下院は、16日、17日にFacebookが計画するリブラについての公聴会を開く。

証言に立つと考えられているデビッド・マーカス氏(フェイスブックのリブラ担当者)は、「リブラの恩恵を受けるためにFacebookを信頼する必要はない」と言った。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO47344440T10C19A7EA4000/
このことは、全く正しい。

リブ

もっとみる

リブラは中国を牽制する最強力の手段

アメリカは、仮想通貨リブラの取り潰しにかかった。しかし、これはまったく愚かな考えだ。アメリカとしては、中国に対抗するための手段として、むしろリブラを育成するべきだ。

 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、6月11日の米上院委員会で、フェイスブックが発行を計画する仮想通貨「リブラ」について、「リスクを慎重に審査する必要があり、それが1年以内に完了するとは思わない」と述べた。リブラは2020

もっとみる

仮想通貨と電子マネーは両極端にある

FRBのパウエル議長は、10日の議会証言で、Facebookが発行を計画しているリブラに対して、マネーロンダリングなどに関連して深刻な懸念があると表明した。
 リブラはブロックチェーンによって運営される仮想通貨であるから、マネーロンダリング等を基本的には阻止できない。

 この点で、仮想通貨は電子マネーと対照的な位置にある。
 電子マネーには管理主体があり、その取引は、管理主体によって完全に把握さ

もっとみる
13

仮想通貨リブラは、中国へのアンチテーゼになりうる

仮想通貨リブラに対して、アメリカでは反対が強い。これを規制すべきであるとか、禁止すべきであるといった意見が議会などから出されている。これは、中央銀行の金融政策が影響を受けることに危惧を持つからだ。
 しかし、本当はアメリカは、これを育成すべきだ。
 リブラは仮想通貨なので、独自の通貨圏を形成する。また、リブラは、ドルなどに対して価値を安定させるとしている。これが実現すると、弱小国通貨からの資本流出

もっとみる