KADOKAWA愛

魚屋のように本を売る/出版社とフリーランスが生き残るための1000の試論

この試論は、新規出版社が大手との格差をどう埋めていくかが大きなテーマだが、数少ない、大手と互角以上に戦えるカテゴリーが「手売り」である。

1000円の本が書店で1冊売れると、KADOKAWAなら710円入るが、ウチのような新規出版社は550円から650円しか入らない。

しかし、手売りであれば、そこに差は発生しない。KADOKAWAの人が売っても僕が売っても、入ってくるのは1000円である。

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固定費をゼロに近づける/出版社とフリーランスが生き残るための1000の試論

「もはやお忘れであろう。或いは、ごくありきたりの常識としてしかご存じない方も多かろう。が、試みに東京の舗装道路を、どこといわず掘ってみれば、確実に、ドス黒い焼土がすぐさま現れてくるはずである」──阿佐田哲也『麻雀放浪記』(角川文庫)

出版社・クラーケンを立ち上げて1年以上が経った。

15年以上“野良”の編集者としてのキャリアはあるものの、出版社の経営者としては赤子も同然。

準備段階でいきなり

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