『MMT(現代貨幣理論)で解ける財政問題: 目からウロコの解決策』の感想

今月末にランダル・レイのMMT入門書の邦訳が発売予定であるが、マクロ経済学ブロガーのシェイブテイルさんがもっと易しい入門書を出版されたので紹介する。シェイブテイルさんは長らくブロガーとして活躍れているが当初はふつうにリフレ派であられたが、金融政策だけではだめで財政政策も必要と気づく、リフレ派から降りる、そして今はMMT寄りという経歴だ、私の理解が間違っていなければ。もっとも元々はリフレ派だったが、

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現代貨幣理論(MMT)における「対立の本質」

最近現代貨幣理論(MMT)が話題になっている。
 特に日本では、消費税の引き上げや予算規模などの重要判断が、このMMTを前提にするか、従来の伝統的な主流派の経済理論を前提にするかで、真っ向から異なるために、この理論を推す人と、批判する人(従来型の経済政策を推す人)との間で激しい論戦が展開されている(例えばKrugman教授とKelton教授の下記を参照)。https://www.bloomberg

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中学生にも分かる!大西つねきの「わたしが総理大臣ならこうする」

こんにちは!占星術家の木星です。
政治経済にドはまりして、3週間。せっせと図解画像を作り続け、眠い目をこすってブログを書いております。

でもね。「あ、こう描いたら分かりやすいやん!」と気づいたときの嬉しさといったら。魔法の占星術テキスト『モッくまくんの星のレッスン』を書いてた頃を思い出します。さて!今回は、

世の中のお金が増える = 誰かの借金

の仕組みについて。ご紹介しましょうー。

目次

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米 中国を「為替操作国」認定 - リーマンショック級大暴落(??)。

今度は米中問題。NYダウは一時1,000ドル近く下げたが、米国が中国を自国通貨安に意図的に誘導している「為替操作国」に認定した事がきっかけと報じられている。この動きについて「損切丸」としての見解を述べよう。

 確かに下げ幅の絶対値が大きいのでちょっとびっくりするのは仕方ないが、株価そのものも大分高くなっていたのでこのくらいの下げはあってもおかしくない。油断は禁物であるが、1年チャート ↓ を見て

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消費税を永遠に上げたくなる #財務省設置法 をぶっ壊す! リーマンショックの被害額92兆円 消費税増 被害額6,468兆円の試算

NHKをぶっ壊す! よりももっと真剣に考えないといけないのが、財務省設置法だ。
消費税の増税が日本の経済を悪くしているという仮説で考えると…消費税増税で消費は伸びず、景気も回復せず、結果として、税収増にならず、また消費税の増税という負のスパイラルを歩み続ける…。

そして、その増税を牽引するのが、財務省であり、そもそも財務省は経済がどうなることよりも、税収を確保することがゴールで作られた省庁だから

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Modern Monetary Theoryの概説(note版)

こんにちは、私は望月夜、あらため、望月慎@motidukinoyoruと申します。(blog「批判的頭脳」、togetter、noteマガジン一覧)

今回は、立命館大学経済学会セミナーにて、望月夜名義で研究報告させていただいた、『Modern Monetary Theoryの概説』について、noteの形で紹介・解説させていただきたいと思います。

この報告は、後に論文(というより研究ノート)とい

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国家財政と家計簿と自治体財政の違い

少し前にニューズウィークでMMTの特集がありました。

特集:日本人が知るべきMMT 2019年7月23日号(7/17発売)
https://www.newsweekjapan.jp/magazine/243906.php

MMTについては以前、個人的にも取り上げましたが、

有名どころの経済学者や金融界の重要人物の間でも意見が両極端に分かれていて、素人からしたら「経済学内で意見まとめてから出し

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税金は財源ではない〜MMTの話〜

100%違う、とは言わないが、ここを誤解すると適切な経済政策はできない。

MMTという言葉を聞いたことはあるだろうか。
「現代貨幣理論」などと訳されるのだが、これはお金を従来とは違う捉え方をする理論である。

この理論の背景にあるのは、「この世に存在する全てのお金は、必ず誰かの借金である」という話だ。

「信用創造」という言葉を社会の授業で習ったと思うが、まさにこれのことである。

銀行でお金を

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MMTの妥当性と問題点(と、主流派の経済学の誤解)

タイトルがなんのことやらわかりにくいですが、政府財政のついての経済理論の話です。

MMT(Modern Monetary Theory)の妥当性

最近、MMT(Modern Monetary Theory)というアメリカの非主流派経済学者(ニューヨーク州立大のステファニー・ケルトン教授)の主張が日本で話題になっています。メディアの報道を見る限りの印象ですが、その内容は、

自国通貨建ての国債発

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国債が膨大に増えてるのにGDP伸びないのはなぜ?【MMT論争】

消費増税を控えていることもあり、日本でのMMTの注目が高まっております。

※MMT(現代貨幣理論)とは信用創造を説明したものであり、自国通貨建ての債務における財政破綻を否定した理論です。

信用創造とは、銀行の貸付により預金通貨を創造できる仕組みです。つまりは我々、または政府が、銀行からお金を借りることで、民間に出回るお金の量が増えるということを意味します。

事実、一万円札を始めとした政府紙幣

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