pinabausch

通奏低音

熟田津の月夜を

 オルレアンの勝鬨を

 この身で感じる

 デンマークの川で

 フランスの精神病院で

 ドイツの劇場で

 呟かれた歌が聞こえる

 オフィーリアとカミーユに誘(いざな)われ

 わたしの胸がさわぐ

 誘っているカミーユは言う

 大丈夫、あなたは時代が違うから

 そしてわたしの頭を撫でる、正気のまま

 オフィーリアも微笑んで花を差し出す、正気のまま

 わたしはわた

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男性解放宣言

(長崎沈黙聖地巡礼記の続きはおいおい書きます)

  先月今月と私にしては動き回ってまして、ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団『カーネーション-NELKEN』3/16埼玉公演を観に行きました。

 創作当時や日本初演当時に立ち会った人々が受けた衝撃というのはある程度は想像できても、きっと言い当てることはできません。舞台というものが一回性のものである限り、言い換えると舞台が舞台である限り、それはどう

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