いとしのたんか

書いてみる

人気の記事一覧

自作短歌

4年前

そうはいっても短歌

淡い日の 色味と影を 見ながらも 刹那に色づく 過去の翳りよ

目をこすり それでも文に 触れたいと 虚ろな視線を 活字に落とす

つなぐ手を 離すことなく その先へ 後から想うの フフ、好きと

働けど 道は見えずに ただ歩く 昔を見ると 数歩の歩みが

ビルの陰 あれほど“きらい”と 誓へども 戻って感じる 懐かしの色

遮りは 視覚にありき 四角形 流るる音は その場に佇む

8歳の 記憶は遠く 褪せも見え それでも残る あの日の音色