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密林の語り部

7か月前

タイピング日記006 / 「若い小説家に宛てた手紙」バルガス=リョサ

文学は役に立たないのか

マリオ・バルガス=リョサ 『楽園への道』

ラテンアメリカ文学を楽しめるのは寺尾隆吉氏の功績によるところが大きい。でも感謝していることを前提とした上でわがままを言わせていただくと「ジョサ」に見られるような表記の統一に徹底抗戦なさっている点、ときおり翻訳文が乱れる点、このあたり妥協・改善してくださると悦び倍増なのだが。だめ?

河出書房新社さん、5月には復刻版キャサリン・ダン/柳下毅一郎=訳『異形の愛』、ほか文庫版マリオ・バルガス=リョサ/田村さと子=訳『楽園への道』ボッカッチョ/平川祐弘=訳『デカメロン 下』を刊行予定。今月の27日にはカート・ヴォネガット/大森望=訳『人みな眠りて』を刊行。豪華だね。

小川哲 『君が手にするはずだった黄金について』 : 贋金つくりの告白