激痛とめくれるほどのペンだこの失せし時代の腱鞘炎かな
強風で倒れたらしい自転車を起こしに行ったらいた蝸牛
喜びがなくても人は生きられるきょうの自分をいつくしむのみ
これ以上は頑張れないと嘆きつつそれでも一歩這う如き一歩
病み果てていつか仏になるとして若気の至りは許されうるや
友去りて去った感じがしなくってつながってるよこれからもだよ