静かで肌寒い雨の朝、古傷が痛む。しかし悲鳴はあげない。耐え忍ぶ。 忍耐は、それをする能力が無い現代人によって、完膚なきまでに叩きのめされ、蔑まれ貶められた、いにしえの価値観だ。 しかし私は耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ。 滑稽だとわらわれても、呪詛と軽蔑の眼で睨み返す。
何を言っても、「傷ついた」と言う。 そんな永遠の不満分子たちの究極の不満が、「社会が生きづらい」。 でも、それは、あなたのせい。 自業自得よ。残念ね。 あなたが傷つきやすくて弱すぎて、社会の変革のために貢献できないから、こんなにひどい社会なのよ。