観念論に執着する事の危険性。 これは唯物論に執着する事も危険なのだが、基本的に一般人は目に見えるものを信じるというのが普通である。 この世に存在する物質が確かに存在しているという絶対的な保証は無く、本質は人間が五感で認識している対象という事実に過ぎないというのが本質的である。
ボウルヴィの愛着理論は、左翼の唯物論に対して、人間は物質だけでは成長出来ない、という現実を突きつけた。共産圏の孤児院はネグレクト状態で、大人から十分な愛情を貰った子供がいなかった。子供達は手足を震わせて頭を振ったり、異様な行動を取っていたという。物質主義でまともな人間は育たない。