永作博美「大人のおしゃれ手帖」より 自分の信じていることを疑ってみる。ときには、自分がこうだと思い込んでいることを曲げることも大切だと思うから。本当はもっと広い世界なんじゃないかと。なぜか大事と思ってきた自己流の常識を覆していきたいですね。

西田尚美「大人のおしゃれ手帖」より シワをなくしたいと思った時期もありましたが、今は抗わずに受け入れたい。人生も折り返し地点を超えて、どんどん感情が子どもの頃に戻っている気がするんですよね。

吉田羊「大人のおしゃれ手帖」より 旅に出るときは、下調べをちゃんとやるほうです。行きたい場所をピックアップして、ルートもきちんと調べて。以前、親友と旅をした際には、ツアーコンダクターみたいな分刻みのスケジュール表を渡して驚かれたこともありますよ。

鶴田真由「大人のおしゃれ手帖」より （瞑想で）無になることは難しいものですが、雑念が浮かんできたら、その考えを脇に流す、という感覚を繰り返します。そうすると、自分の状態を客観視できるようになって、瞑想後はすっきり。

安田成美「大人のおしゃれ手帖」より （夫に）依存はせず、『共同生活をしている人』くらいの気持ちで相手を尊重する。それと、同じ時間を過ごせなくても、帰ったら「今日はこんなことがあったよ」と話して共有します。わが家は５人家族だから、そうすれば5倍楽しめるようになると思って。

川上弘美「大人のおしゃれ手帖」より 実は若い頃から、年配の女性が主人公の話を書きたかったんです。考えていたのは、60代の女性と30、40代の男性のロードムービーのような話。（略）ようやく自分も60歳を過ぎて、時が来た！という気持ちで書きました。

吉本ばなな「大人のおしゃれ手帖」より 今は死に向かっての一里塚に差しかかっている感じです。できないことが増えていってる。確実に体の可動域は減っています。でも今の状態を若い時と比べて弱ったというのではなく、80歳、90歳の自分から見たら、最も元気でしょ。