毎日の読書記録。 武井彩佳『歴史修正主義』第三章①。 否定論者の論理について。彼らは、「AはBでない可能性があると主張する人もいる」という理由で、「AはBではない」と結論付ける。当然そこに論理性は無いわけだが、この特徴により彼らは決して「論破されない」し「自らの非を認めない」。
毎日の読書記録。 武井彩佳『歴史修正主義』第五章①。 ホロコーストの存在を否定する歴史修正主義者のデイヴィッド・アーヴィングが主張することを、一つ一つ客観的指標に基づいて否定するのは骨が折れる。 このとき「否定論者を歴史家と同じ土俵に上げてはならない」という風潮が生まれた。