東京大学らは、磁性半金属テルル化クロムの強磁性転移温度、磁気異方性、異常ホール効果などの性質をゲート電圧で大きく変調することに成功した。劇的なゲート効果が観測されたため、新原理スピントロニクスデバイスへの応用展開が期待される。 https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2024-04-15-001
理化学研究所らは、加齢による多様な脂質代謝の変化を臓器、性別の違い、腸内細菌の有無など多角的な観点から捉え、加齢代謝変容とその分子機序の一端を明らかにした。脂質代謝変容と疾患リスクとの関連に係る機序の理解につながると考えられる。 https://www.riken.jp/press/2024/20240412_2/index.html
理化学研究所らは、大規模な日本人の全ゲノムシークエンス情報を分析し、日本人集団の遺伝的構造、ネアンデルタール人およびデニソワ人由来のDNAと病気の関連性、そしてゲノムの自然選択が影響を及ぼしている領域を複数発見した。 https://www.riken.jp/press/2024/20240418_2/index.html
理化学研究所らは、イオントラップに捕獲されたトリウム229のアイソマー状態の寿命を決定、これは原子核時計実現に向けた大きな前進であり、原子核時計による基礎物理定数の恒常性の検証といった物理学の根幹に関わる研究への道を開く成果だ。 https://www.riken.jp/press/2024/20240418_1/index.html
京都大学らは、マイクロ流体デバイスを利用し、自然界でクモが行う複雑な紡糸プロセスを模倣することに成功した。本研究成果は、高性能かつ環境に優しい高分子・繊維材料を製造するための技術の発展に大いに寄与することが期待される。 https://www.t.kyoto-u.ac.jp/ja/research/topics/20240131
大阪大学らは、X線自由電子レーザーの極限的7nmのスポット集光を実現し、1022 W/cm2のピーク強度を達成した。本研究によって、さまざまな物理現象が解明され、医学・創薬に役立つ単分子構造解析技術の開発につながると期待される。 https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2024/20240315_2