新年第1冊目の読了本。 P139 「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。 どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。俺はそう思うことにしてるよ」
最近、よく思い出しては勇気づけられているセリフをひとつ。 『焦ってはいけません。こつこつ、こつこつです』 ー「羊と鋼の森/宮下奈都」p.21 ピアノを調律する仕事に就いた主人公。彼を導いた板鳥さんのセリフでした。 今日もいい一日になりますように。 橋本そら
宮下奈都著『羊と鋼の森』は、ピアノの調律師の物語。主人公の成長と共に、ピアノを愛する双子の高校生が将来の夢を描いていく。調律によってピアノの音は変貌し、演奏者の心に新たな世界や忘れていた風景を呼び起こし、行動まで変えてしまう。クリエイティブで影響力のある仕事に驚かされます。