「アレキサンダー」が 「イスカンダル」となってしまったように 「Seven Wonders of the World」が 「世界の七不思議」となってしまったように 誤訳により語感やニュアンスが 変わってしまった言葉たちには 不思議な魅力を感じる この気持ち、共感いただける?
数年前、ネット記事で翻訳家の方が「democracy を民主主義と訳すのは誤り」とされていて得心した。同様の論はいま増えている。確かに、この誤訳による議論の混乱は大きいだろう。未読ながら、『歴史を変えた誤訳』という本もある。言葉の使用にも解釈にも、時には慎重を期するべきだと思う。