玄関軒先のストーリー ある日 見事に美しい 氷柱をみつける ある日 スズメの邸宅建設中 気づけば可愛いピヨピヨ声 今年もやってきたのかな ある日 まぶしい陽射しから 守ってくれる ある日 柱をシュルシュル 青大将の影 ある日 玄関前に座るネコ 煮干しの頭しかないよ
雨の日には 決まっていつも ショパンの『雨だれ』が 聴きたくなる 重力のように降る雨が、 身体をしっとりと濡らしていく まるで軒先で雫が幾重にも、 垂れていくように そんなイメージを持ちながら 脳裏に深く 刻み込んでいく 一つずつの音