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1971年生まれ問題

マクドナルド、カップヌードル、ルパン3世、日活ロマンポルノ


ちなみにこれは僕の生まれた年、昭和46年に生まれた、あるいは放映が始まったもの。高度経済成長真っ只中。

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第2次ベビーブーム(1971-1974)でもあり、同世代が世の中に多い。

1971年生まれが少し違って見えたのは、数年前ライフシフト:100年時代の人生戦略(著者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)を見て、3世代の人物ケースを紹介していてその中のひとり、ジミーが1971年生まれだったことが発端。

ケースに選ばれた理由、そしてこの年代のチャレンジは、一言で言えばこれまで常識と思っていた生き方と世の中の状況が大きく変わってしまったので、その変化に対応すること。ただ古いパラダイムで過ごしてきた時間も長いので、実はアップデートが難しい。


おー、ジミー!


以前「独立マインド」で書いた記事一部抜粋:
https://www.dokuritsumind.com/single-post/2018/04/02/1971年生まれのあなたへ

ライフシフト:100年時代の人生戦略(著者:リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット)を昨年初めて手にとって、3つの世代について仮ケースを用いてこれからの100年時代の人生をどういきていくのかが書いてあるのだが、その登場人物は
ジャック 1945年生まれ
ジミー  1971年生まれ
ジェーン 1998年生まれ

おー、ジミー! 亥年!一気にこの本が自分ごととなった瞬間。
経歴を見ると大学卒業後地元中堅IT企業に就職、30歳でチームリーダー、順調な出世、マイホームも購入。2010年、金融危機の影響を受けながらもフリーランスとして独立。その後うまくいかず再度就職。。
おー、ジミー! 独立も同じタイミング、あのころは大変だったよなー!詳しい内容はこの本を読んでもらって欲しいのだが、ざっくり言えばジャック(1945生)の世代は人生3ステージ「教育と仕事と引退」がうまく機能した世代。高校・大学を出て企業に就職して、定年退職して年金で老後を暮らす。そして我らがジミー(1971年生)はこの3ステージを見本にしてきたが、どうもそうはいかないということに気づいて、想定を変更することが必要な世代。ジェーン(1998年生)は初めから3ステージの人生は自分たちは通用しないことを知っている世代。(そりゃおっさんの教訓なんて役に立たない)
この3世代の中でジミーは他の二人と違うチャレンジがある、なぜならこれまでの手本や前提を変える気持ちのシフトが必要だし、同時にこれまでそういった手本はないから自分たちで新しいやり方を模索しなければならないからだ。ジミー、でもそんなに前提を変えるとか簡単じゃないよな。
意識改革が必要とかいうけど、俺らの世代、そういう人に限って若い人に
「俺たちの時代は・・・」とか言って、若手ドン引きだったりするし。
まず僕ら1971年生まれは、他の世代と違うチャレンジがある。
そして頭ではこれまで当たり前が通用しないとわかっていても、どこか体や考え方が無意識に3ステージ体質で昭和体質であることを。そして未知の時代に先頭集団で入っていく世代であることを。

僕らの意識は変わっているのか?

僕らの世代が意識を変えて、新しいことを学ぶことはこれからの日本がどうなっていくのか?に大きく影響する。古い物語を無意識で続けるのか、新しい物語をクリエイトしていくのかの分岐点。

そんな中、去年仕事で関わった超有名大手企業、僕の少し上の部長クラスが言った一言は衝撃だった。

「メンバーが新しいチャレンジをしようとしない、特に最近の若手は本当にモチベーションが低くて困る。いい車が欲しいとか、偉くなりたいとか、そういうモチベーションがないんだよなー。」

絶句。でもこの人がどうというより、僕らの世代の意識は本当に変わっているのか?新しいことを学べているのか?今それはハラスメントになることに気づいているのか?とっても心配になった。

「何かを学ぶこと」と「何かを忘れること」

僕自身のテーマである、Unlearning、学び直し。意識が変わる、延長線上ではない、40代からの新しい学び。

「ニュータイプの時代」:ダイヤモンド社(著者:山口周)

この本の中でラーニングアジリティ(学習機敏性)についてこのように書かれている。

ラーニングアジリティというのは、単に「速く学習する」ということではなく、すでに学習して身につけたパターンを一旦リセットできる、ということなのです。ここが非常にトリッキーなところで「ラーニング=学習」と聞けば、私たちはすぐに「何かを覚える」ことだと考えてしまいがちですが、ラーニングアジリティには「何かを忘れる」という要件が大きく含まれています。

どうやったら無意識の潜在意識にある昭和体質は抜けるのだろうw

同時に、コーチングやリーダーシップを学ぶ同世代の仲間で、出会った時とは本当に同じ人物なのか?と思ってしまうような変容を感じる人もたくさん見てきた。彼らはこれまでのパターンを手放して、リセットして新しい学びに取り組み意識の変化が起きたのだろう。そしてイキイキしていて人生に喜びがあることを感じさせる存在でもある、前回書いたエンリケのように https://note.mu/hassy0805/n/nd55f8ab0b441

僕らの世代の学び

僕自身の今年から来年にかけてのテーマ。新たなことを学ぶことと、どうやったらこれまでのパターンを手放せるのか。言うほど簡単ではない、あの超大手有名企業の部長のように日々ベストを尽くして頑張っている人でも、なかなかUnlearningは難しい。このことに関しては何か取り組みをしようと思う。

考えようによっては、年齢に関係なく子供のように学ぶことかもしれない。そう思うとちょっと楽しい。

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