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恋や愛に悩むすべての人へ!こうしてわたしは自分と仲直りした【女性性と男性性の関係性から見える、セルフラブの法則】




え、マジで言ってんの?



と、自分の女性性に対して思うことがよくある。




女性性と男性性について研究を始めてからここ2年くらいは、ずっと自分の中の女性性と男性性が対話する感じを観察し続けているのだが、


わたしの女性性は、すぐに我慢を決め込んでだんまりをしてしまうから、丁寧に丁寧に声を聞いて、耳をすませることをいつも大切にしている。


そうやってわたしの女性性に対して、わたしの男性性が手厚いケアをしようといつも思っていたとしてもだな。


「え?まじで?」(by男性性)



と、今でもよくなることがある。


例えば、


え、このタイミングで、休む、だと?


え、このタイミングで、やれ、だと?



もう今日はお休みしよーお風呂ゆっくり入って本でも読もうかなーって思っていたら、急に『あれを書け』だとか。急に『あの原稿をやれ』だとか。



あぁあー仕事が溜まってるぅー!今日は何とかしてでもあれとこれ終わらせるぞー!


と気合い入れた瞬間に、いきなり『今日はあそこに買い物に行く』だとか。今からマーケットに行っていろんな食材を買いたい、だとか。



え、まじ?


となるたびに、わたしの男性性はオロオロしたり、焦ったり、どうしようか悩んだりする、まぁつまりあれだ、”器を試される”ってことだ。


いつも試されている。

女性性によっていつも、己の臨機応変さや柔軟さ、愛や工夫やクリエイティビティ、過去の思考に留まらない常に進化し続けるメンタリティを、めちゃめちゃ鍛えられているのだ。



要するに、

達成不可能な気がすることを平気でぶっこんでくる女性性の要望にいつも男性性が応えて現実化させようと奮闘する物語


みたいなのがいつもわたしの中で繰り広げられている。


しかも、どうやら終わりがなさそう。女性性と男性性が見事に出会って仲直りして結婚したはいいものの、この世と同じで結婚がゴールではないようだ。


今日もまた、女性性を一生懸命愛する、男性性の創意工夫が展開される。


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そんな、内面で起きている”女と男の物語”というものを、

とてもわかりやすく
とても馴染みやすく

味がとっても濃厚なのに
全くくどくない

”超おいしい水で作った、超おいしい豆腐”
みたいな万能感もある(なんだそれ)


まぁ、あれです、とにかく素晴らしい書物に仕上げられたのが、こちらの本でございます。



もともと、女性性と男性性について研究を始めたとき、わかりやすい書物もなければ、もちろんそれを専門にしている人も少なかった。


そんな時に、この著者である堀内さんのブログに出会い、女性性と男性性のシリーズ記事を読んだ。


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実に、何度も何度も読んだ。

わからなくなるたびに読みに行く辞書的な感じとしても、かなり参考にさせてもらってたので、今回女性性と男性性の本を書くということでとてもとても楽しみだった。


でも、ただひとつだけ、不安だったことがあったの。





小説仕立て・・・



あれか。最近流行りの、あのスタイルか。(と正直最初は思いましたスミマセン)


「わたし小説スタイル苦手なんだよなー、読み飛ばしちゃうし、主人公とかのキャラが嫌だったらやめちゃうんだよなー」


なんて思って実はちょっと楽しめるか不安だったのだけど。


それはもう、完全に予想を覆された。
面白かったのだー!!!



小説仕立てなのに、無駄な描写がなく、隅々に程よいスペースをもたせながら、しっかり突き刺してくるところは突き刺してくる。

キャラクターも、程よいバランスで共感ができ、自分の中にも同じような要素を発見したり、実に身近な存在たちだった。


そんなわけで、想像を超えて面白かったのだが、もちろん内容もとてもわかりやすく、かつ重要なところをしっかり押さえた”ズバリな良書”だった。


ちなみにわたしが良書だと思うポイントは

・テーマやコンセプトの一貫性(わかりやすさ)

・キーワードや言葉の使い方、出てくる単語などがコンセプトに合っているか

・内容の面白さ、共感ポイントと学びのポイント、発見ポイントと、バランスよくあること

・後でまた読み返して確認したくなるような


これらの要素を含んでいたため、手に入れてから今日に至るまで、多分2日に1回は本を開いている。


最初から読んだ後は、途中から読んだり、気になるところだけ読んだり、確認的に重要なまとめ項目だけ読んだり。


そう・・・。

ちょっとしたお休み気分で小説読む感じにも開くことができるし、

ちょっとだけお勉強モードになったとしても、見開きに必ず1個くらいは学びポイントがあるようになっているし

大事なところを復習したい!ともなれば、ところどことで重要なことがまとめられているし


・小説
・エッセイ
・テキスト
・参考書


いろんな使い方ができる本として、優秀選手だこやつは!!!と、今なお感動しているところである。

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さて、個人的に最も印象深かったところをご紹介しよう。


「シンデレラをご存知でしょう。舞踏会に華やかな姿で現れる。彼女がしたことはそれだけです。すると、王子が彼女に声をかけます。次に彼女がしたこと。それは、12時の鐘が鳴ったとき姿を消したのです。(以下略)」p185


砕かれた。

まさかこんなシンプルな文章に、心砕かれるとは思わなかった。


どうしてこの一文が、最も印象深かったか?というと、実はこの一文が最も女性性を表しているのではないかと、思うから。


舞踏会に華やかな姿で現れる。彼女がしたことはそれだけです。すると、王子が彼女に声をかけます。次に彼女がしたこと。それは、12時の鐘が鳴ったとき姿を消したのです。


そう。


女性性は、自由そのものなのだ。


フラッと現れてフラッといなくなって、次いつ現れるかなんてわからず、探し回るしかないくらい、自由そのものだ。


何かをする(DO)が男性性で
ただいるだけ(BE)が女性性
だとすると



ただいる(BE)ですべてが完結するとは思えない男性性は、女性性(BE)よりも先に何かをしようとする。



本当は、ただいる(BE)ということが、すべてなのだ。静止しているわけではなく、ただいる(BE)ということは、それそのものが常に変化し、常に揺らぎ、常に変わり続け、振動し続けている。



BEこそ、変化の連続なのだ。


この変化の連続、ゆらぎの連続、つまりはインスピレーションの連続を”命”といい、この”命”を表現し創造し守るのが”行動と決意”だ。


常に許し
常に受け入れ
常に見守り
常に味方で

時が来た時だけ必要なことを外に向けて遂行する


そんな成熟した男性性が

ただいる(BE)女性性を根底で支える。

つまり、わたしたちは


ただい続けること(BE)という素晴らしい時間のために、何かをする(DO)のであって

何かをするために、いるわけではないんだな。





生きている意味を必要とするのは男性性。

生きている意味そのものである(と知っている)のは女性性


何かをしなきゃと頑張ろうとするのは男性性。

ただいることですべてが完了しているのは女性性。


女性性を、男性性が全力で受け入れるとき。
自分の完全さにひれ伏す。



自分の中からやってくる、完全ななインスピレーションの連続にひれ伏すの。


だから、女性性を中心にすると、完全なインスピレーションがその都度、その都度、やってくるようになる。女性性そのものがそれだから、何も受け取れないときはないの。

わからなくなるのは、男性性が制限するからなのね。(こういうのは聞かないことにする〜とか、こういう声は聞く〜とか。)


自分はこれをしなければならないのだ!と架空の未来を見つめて、今そばにいるインスピレーションの塊から目をそらしてしまうの。それは女性性から目をそらすことと、同じなの。



最近わたしの男性性は、わたしの女性性に対して

こうやって言ってくれるようになった。

泣いても、それでいい。失敗しても、それでいい。
笑ってても、怒ってても、そんな君がいいんだ

働きすぎても、ペースがわからなくなっても、だんまりして何も言わなくなっても、拗ねててもw

急に怒り出して、急に無気力になっても
そんな君がいい、君がいいんだ

君は変わり続けていい
約束事なんて気にしなくていい
過去も未来もなくてもいい
全部、”オレ”がなんとかしてやるから

好きなように、踊って舞って、
いつも笑っててくれ。


でも、もちろん、いつもじゃない。

男性性はすぐ忘れる。すぐ目をそらす。すぐ耳をふさぐ。己に自信がなくなるとき、すぐに過去から引っ張ってきた架空の夢とやらを追いかけようとする。




その度に、戻ればいい。

「わたし、ここにいるよ!」「よそ見しないで!」
女性性が声を上げることもたいせつ。



「あんたはあたしだけ見てりゃ全部うまくいくのよ!」


そんな女性性に、男性性はまたひれ伏すのである。なぜなら、本当にそうだからだ。

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だけど、自分そのものとも言えるそれらのインスピレーションが折り重なって、別の形へと変えるのは男性性にしかできない。


女性性を表現し
女性性を形にし
女性性を旅に連れ出し
女性性に命を吹き込むのは
男性性。


女性性の願いを叶えるのも、男性性。


男性性は外に夢を持たずとも
すでに夢(女性性)がそばにいてくれていることを知り、

女性性は何もできない何もしていないと嘆くことなく、
ただ存在しているだけでインスピレーションに満ちていることを知り、



仲直りしてともに磨きあって
支え合って、くるくると螺旋状の階段を上がっていく。


わたしには、自分の内側の物語がそんな風に思えて、とても愛おしいのだった。











ん?言っていることがよくわからない?


そういう人は、ぜひ読んでみよう!!
とにかく読んでみよう!!


男性も女性も、すべての人にオススメです。

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