弊社の事務員が使用している座席の椅子。
まぁよくあるキャスター付きの椅子だけど、見た目の割に結構年季が入った椅子らしくキャスターの調子が悪い物がちょいちょいある。

キャスターの車輪部分が片側だけ外れる。
言葉だと分かり難いので画像でも見て欲しい。

画像でマークした部分が外れるのだ。
（ここは車輪と呼んでいいのだろうか？)


直属の先輩の椅子が最初に外れたが、その度に付け直して誤魔化しながら使っていた。

しかし昨年頃、遂には私の椅子までも外れだした。
何度か付け直しているといい加減にイライラしてきたのでネットで椅子メーカーのホームページを確認したらキャスターは交換が出来ると知り、上司に許可を取って交換用としてキャスターを3つ買ってもらった。

とりあえず自分の椅子の物だけ交換した。

そう難しいことではなく工具も不要なのでサクッと終わった。3分もかからなかった。
意外にもアッサリと交換できて嬉しかったし、イライラから解放されて安堵した。

そして直属の先輩に残りのキャスターを保管した場所や、簡単に交換できることを伝えたが、先輩は交換しなかった。

先輩は使われてない同型の椅子と交換はしたが、それだけだった。


そして時は流れて今日、他の先輩の椅子もキャスターの調子がおかしいと言っていたので交換用キャスターについて在庫と交換方法を伝えたら、男性社員に作業を依頼しつつもサクッと交換した。


交換用キャスターを買っていたこと、交換方法を知っていたこと、それらを教えたことを感謝された。

他の先輩らも一連の流れを見て感心しつつ、自分の椅子もそうなったら交換しようと口々に言っていた。

多めに買ったキャスターが無駄にならず役立って良かったと、ホッとしながら私も喜んでいたが、話の流れで「今日休みの（直属の先輩）Aさんの椅子も車輪が外れるらしいんですが、教えても交換しなかったんで…」と言うと

「あの人は放っとけ！」

と、キャスター交換した先輩が私の話を遮るように食い気味に言い放ち、他の先輩らも
「あー！やんない！やんない！あの人はいいよｗ」
「あの人はそうやって好きにすればいいから…ｗ」
と諦めと愚痴が入り混じったことを口にしていて、豆鉄砲を食らった鳩のように驚いてしまった。

しかも「放っとけ！」と言い放った先輩は普段そんな言葉遣いしない人なのに、不在だからなのかA先輩に当たりが強い…


前々から、A先輩と他の先輩達の間には因縁じみた何かがあるな…？とは飲み会の席などをはじめとして何かと感じていたけど、A先輩が不在とはいえ、こういう平時にもソレが出るってことはなかなか根深いんだな…と察した。

しかも最近はそんなに、そういった素振りを互いに出していなかったし…
（私が鈍感で気付いていないだけかもしれないけど…）


っで、A先輩、どうしたらそんな扱いになるんだろうか。
私が入る前までに何をしてきた結果、そんな存在になってしまったのかと少し怖くなった。

もちろんA先輩自身も他の先輩らに対して思うところはあるようなのだが、構図としては3対1なのだよね…。

まぁ私も私で正直なところ、A先輩には思うところはあるけれど「お互い様かな…」と思う部分がある。

でも先輩たちの付き合いは10年以上らしく、私とA先輩の付き合いの2.5〜3倍くらい長いがために想像よりも色々あるのかもしれない。

「お互い様」で片付かない何かが…

しかし、フォローもなく3対"1"のA先輩とは……？？

ちょっと聞くに聞けない……。
教えてくれるかも分からないけど(笑)

ちなみに私以上に驚いていたのは、居合わせた新人の男の子だった。
そりゃ突然、女の二面性を見たらビビるよね、直前まで皆にこやかに話していたもんね。
登場人物は全員年上だしね…。
ごめんね、慣れてね…（）

そしてこれは蛇足だけど、こういう出来事があると私は入社後5年以上が経つ今も事務員の中で、ある意味で"外様"なんだなぁと思ったりするのであった。
まぁいいけど…

たかだかキャスター交換の話から波及して、改めて色々と察した日でした。

最後に……

椅子のキャスターは交換ができるぞ！！！！！
（尚、メーカーによる）

おわる。