Pharmacist-to-Patient が遠隔医療のビジネスモデル

経産省のプレス

「調剤」と「輸送」の分離が可能になったということのようで。

んーーー、まずは第一歩ということか。

ただ、そもそも病院のまわりに同じような調剤設備を持ったこじんまりした薬局が乱立しているのをみると、この重複が極めて無駄ですねと。

数を減らし・ある程度集約させる。そして、場所としては機能転換し、社会ニーズに合わせて託児所や遊び場、コミュニティスペースにしたら良い。

そもそも、薬局に足を運んで、
・紙の処方箋を提出する
・口頭で(薬剤師から)服薬指導を受ける
ことは、情報過不足なく現代のデジタルで実施可能。

すなわち、病院や個人のアプリで
①処方箋を(薬局に)取り込み、希望の薬局に送信

その後、希望する時間に薬剤師にオンライン予約をして、
②オンライン(遠隔ビデオ会議)で服薬指導を受ける

③薬を受け取る際に"紙の処方箋"と交換する(整理券)

としてはどうか。

昨今、遠隔医療ITの数社が「医師と患者」をつないでやろうとしていることに似ている。

個人的には、医師が物理的な対面で見出す医学的な情報量と、薬剤師が見出す情報量は圧倒的に差があるだろうと思う。だからこそ、デジタルを推し進めるべきは後者だと思う。

そして、現代における遠隔医療は、「Doctor-to-Patient」よりも「Pharmacist-to-Patient」の方が、儲かる気がする。自宅にデリバリしたり、自宅/職場近くのコンビニにデリバリしたり、なんだったら駅ナカなどで「受け取るだけの薬局」があっても良い。

薬剤師が本来学んだ薬学は「飲む前」ではなく、「飲んだ後(の評価)」であり、そうするために「飲む前」の合理化は徹底的に聖域なくやってしまえば良いと思います。

#ICT医療

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