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家族旅行 / 日光

いま読んでくださっているnoteには、記事を書いた人間に対してお金を支払う事ができるサポートという機能がある。多くの方に読んでいただけているおかげで、ありがたいことに高校生がアルバイトしたぐらいの金額が毎月noteから振り込まれる。

病人っぽくお酒を飲むこともなくなったので、お金の使い道がない。
でもこの収益を治療費にするのも病人っぽいので、今月から旅行の資金することにした。サポートのお返しもかねて、旅行を記事にしてnoteで得た収益はnoteのために消化しようと思う。それがまたサポートに繋がったらうれしい。

母の日が近かったので、母になった妻へのプレゼント旅行にするために日光に行ってきた。

八王子から日光まで順調にいけば2時間半もあれば到着するけど、子どもがいるとそうはいかない。僕はいつも2倍の時間を予測する、八王子から日光まで5時間ぐらいを想定。子連れが大変ということではなくて、細かい予定など計画しないで子どものペースに合わせて旅を楽しめばいい。

佐野SAのレストランで昼食をとった、佐野SAは子どもが楽しめる設計になっている。ここのレストランはテーブルごとにキッズスペースがあり子ども連れにとって助かる。テーブルにお客さんが自由に書き込めるノートが置かれていた、GW直後だったので家族づれが多く書き込んでいた。

せっかくなので僕も書いてみようと思ったけど、パソコンのタイピングとスマホのフリック入力に慣れて、文字を書く機会が少ないため漢字が出てこない。スマホで漢字を変換してフリクションペンで書き直しながら書いた。

佐野SAのレストランで宇都宮餃子を食べながら、この記事をたまたま読んでいる人は探してみてください。

鬼怒川温泉駅に蒸気機関車が停車していた。
車掌さんも運転士さんも笑顔で手を振ってくれる。

息子は電車が好きだ、とくにトーマスの影響で蒸気機関車を愛している。
僕は父親になってから初めてトーマスのストーリーをちゃんと見たけど、登場機関車たちが撮影業界でお見かけしたような性格の悪さにびっくりした。

息子は貨物車も大好きだ、この時も貨物車のオモチャを手に握っていた。
すぐ近くに貨物車のTシャツと電車のリュックを背負った子どもがいたので、貨物車つながりで友達になっていた。こちらのお子様のお父様はJRの貨物車の運転士をしているそうだ。

お父さんの職業を子どもが好きでいるっていうのはいいよね、お友達にも自慢のお父さんだと思う。うちの息子も貨物車が好きだと伝えると仕事中に着用している帽子をかぶせてくれた。

息子はありがた迷惑だったようで固まっていた、息子が嵐を過ぎ去るのを待つ表情を初めて見た。

世界中の建築物や遺跡をミニチュアで再現した東武ワールドスクウェアに行った。
1993年に開演しているので当たり前だけど街中にいる人々がスマホを持っていない。

車のデザインやビルの広告で時代感って出るけど、誰もスマホを持っていないところにも時代を感じる。当たり前だけど時代って人が作っている。

雨がぱらついてきたので高原に向かった、僕は霧の中が好きだ。視界は20m先が見えないぐらいの濃霧。減速してヘッドライトとハザードを点灯させながらナビ画面でカーブを確認しながら、大型動物と接触をしないように運転する。

僕は数年前に自分の車を処分してから、長距離の移動は新幹線か飛行機を利用して目的地でカーシェアを利用している。近距離の移動は妻のハスラーかタクシー。
ずっと欲しい車がなかったけど、ジムニーが新しく発売されるのでちょっと欲しい。

ちょっとどころか、かなり欲しい。買おうかどうか最近よく悩んでいる。
車って買おうかどうか悩んで調べてたり探したりしている時期が一番楽しかったりする。

ホテルに向かう。温泉街にある大きなホテル。
息子は浴衣を着るのが初めて、嬉しそうだ。かわいいから何を着ても似合う。
高齢のお客さんが多い、コンパニオンらしき女性が出入りしていて温泉街のホテルという感じだ。

雨の日に観光地でカメラを持っていると“天気が悪いですね”とか“あいにくの天気ですね。”と地元の人から言われることがある。この日も旅館の仲居さんに言われた。

広告写真のようにバリバリに目的を持った写真は別として、写真にとって晴天だけがいい天気ではなくて、雨も雪も霧も暴風雨もその天気に合わせた写真を撮ればいいだけだと思う。天気に良いも悪いもない、自分によく言い聞かせている。

翌日は晴天だった。

鬼怒川のホテルでは東北の出身者が多く働いている、地元には仕事が少なく複雑な事情を抱えている人が多いそうだ。

どこか自分にも事情がありそうな雰囲気で仲居さんが教えてくれた。

いいホテルだった、また泊まりたい。

帰る途中にふらっと寄ったかき氷屋さんにネコがいた。息子はネコが好きだ、僕がネコを好きだからだと思う。

息子が積極的に近づいてはネコが嫌がって逃げている、この辺もお父さんに似ている。

ネコは追うものではなくて誘き寄せるもの、というお父さんがたどり着いた真理をはやく教えてあげたい。

ネコにかまってネコパンチされていたけど、息子は嬉しそうだった。
そんなところも似ている。

お土産を購入していたら散歩中の犬がいた。
息子は犬が苦手だ、僕が苦手だからだと思う。
子どもの頃に噛まれた経験があって、怖い。だから猟犬なんてめっちゃ怖かった。犬が嫌いなわけじゃない、怖いのだ。

飼い主のおっさんが“ ほれっ!撫でてごらん!! ”と息子に催促をする。
“ ほらっ!パパ写真撮りな!! ”と僕に催促をする。

僕は撮影するタイミングは自分で決めたいので、こういうおっさんが苦手なんだけど、息子も僕に似てきっと苦手になると思う。

息子が虚無になってる表情を初めて見た。
犬には怯えているところを見せてはいけない、というお父さんがたどり着いた真理を教えたい。

親が好きなものは好きになるし、親が嫌いなものが嫌いになる。
子どもは親の価値観に似る、だからこそ親の価値観が大切だし、親になってからも勉強して価値観を磨くようにする必要を感じた。

僕はまず犬を克服しよう。

おしまい。

今日から、三宅島へ一人旅に行きます。
noteのサポート資金でいきます。
どこか行ってきて欲しい場所があればコメントしてくれれば行きます。

三宅島の一人旅は11年ぶり、11年前に写真を撮りに行きました。

11年前の写真は酷いもので見れたものじゃないのだけど、11年前に比べて僕もそれなりに脂がのってきたのでどんな写真を撮るか楽しみ。

三宅島で見かけたら声かけてください。

サポートされた資金で新しい経験をして、それをまたみなさまに共有したいと考えています。