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島根スサノオマジック戦を終えて

10月25日
H長崎 77-73 A島根

しぶとく追いすがる島根を何とか振り切って、いや振り切ってないな、鼻の差で何とか逃げ切りに間に合ったといった感じかな。
クォーター毎に流れが行き来し見てる側も気持ちが不安定になってしまいそう。さっきまであんなに流れ良かったのに何でやねーん。なんて気持ちが行ったり来たり。
でも良いんです。勝ったから。
モヤっとしたクロージングで4Qラスト5分はハラハラしっぱなしでしたが、良いんです。勝ったから。
試合時間があと5分いや、1分長かったら島根に逆転されていたかもしれません。いや、逆転されていたでしょう、まず間違いなく。
でも考えたんです、あそこは島根に流れを取られたどうしようもない状況を認め、流れを取り戻そうとしてギャンブル的なリスクを取るよりも残り時間と点差を逆算して試合を終わらせる事を選択した前田HCのナイス判断ではなかったかと。そういう事にしておこう。あ、いや。そうに違いない。

さて、注目していたビュフォード選手へのディフェンスですが今節ヴェルカ初スタメンの馬場選手が試合開始からしっかりと対応します。ビュフォード選手を日本人選手が一人で対応できるってのは思っている以上にすごい事ですよね。ヴェルカはビュフォード選手に常態的にダブルチームに行かないので良いのでディフェンスにズレができずフリーの選手を作らせない、一対一からの捌きのパスからのイージーシュートが少なくなっていました。結果として難しい確率の悪いシュートや得意ではないシュートを打たせる事ができたかと思います。島根のシュートの調子が上がらなかったのも大きかったとは思うのですが試合を通して3Pの確率が上がってこなかったのはヴェルカのディフェンスが効いていたおかげでもあるかと思います。馬場選手のディフェンス良かった。

続いて安藤選手へのディフェンスですが、予想通りリオン選手がマッチアップでスタート。試合開始から安藤選手にプレッシャーをかけ続けリズムを作らせない。いいねー、ディフェンスで相手を追っかけ回すリオン選手。ピックアンドロールの部分で苦しんだものの連携をとってショーディフェンスを上手く使って島根が一番やりたいプレーはやらせていない印象でした。またヴェルカは選手のローテーションを使い安藤選手には比較的フレッシュな選手を当てられたかなとも思います。人数とファールを使いながらの守りでした。それでも27点取られてますね。安藤選手めっさ上手いっス。
とはいえ安藤選手34分の出場時間の間にヴェルカの選手たちがプレッシャーかけ続けた結果、最後の3Pを外させたと私は思います。ボディーブローの様に最後に効いてきたって事で。リオン選手ディフェンス頑張った。

島根には後の先を取られたって印象。先に主導権握ったと思えばそれを対処されて流れが移り、また別のプレーでペースを握ればまた対処される。引き出しがなくなり出来ることがなくなってしまい流れが行ったままで試合終了を迎える、といった筋書き。この筋書き通りの流れでしたが、前田HC最後の最後はそれまでのリードを使い何とか逃げ切ったと。今節はそう言う事にしときましょう。スマートでなくても課題は山積みでも連携が上手くいかなくてもそれは全部伸びしろですね。ヴェルカはチャレンジャーですから。成長を続けファンは成長を応援するチームですから。
今節では成長のきっかけを貰って尚且つ勝ってしまう。今年のヴェルカの勢いは本物とどのチームも意識せざるを得ないでしょうな。よし、次節も楽しみですな。
Go Velca!!

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