見出し画像

What's your happiness?脳科学との出会いと人生を変える習慣

明日で夏休みが終わります。そこからは、怒涛の19連勤。そうなる前に整理をしたかった。これまでのことと、これからのことを。それが自分の未来を大きく変えると思ったから。そこで気が付いたのは、習慣の大切さ。結局は、毎日の積み上げでしか人生は変わっていかない。今日はそんなお話。


脳科学との出会い

2月。ある先生からMessengerで連絡が入ったんだ。

「新宿にきて欲しい」

用件も何もわからず、ただその先生のことを信頼して行った。

そこは、大きな大きなタワーマンションの会議室だった。

待っていたのは、脳科学のことを研究している会社の社長さん。

説明が始まった。

「幸せはとは何だろう?誰もそれを解き明かした人はいないんだ」

なんだか、いきなり哲学的なことを問いかけられて、面を食らった。

でも、そのとき

自分は本当に幸せなのか、考えるきっかけになったんだ。



What's your happiness?

幸せってなんだろう。

お金。でも、お金がいっぱいあれば幸せなの?

仕事の成功。でも、仕事だけやっていたら幸せなの?

遊び。でも、好きなことをやる人生だけが幸せなの?

仲間。自己実現。結婚。

いろんなキーワードが頭の中に出てくる。わからない。

これかな?と思っても、

すぐに「でも」という逆接の接続語が浮かんで、自分で出そうとした答えをうち消そうとしてしまう。

「でも、一つ仮説がある。そのカギは・・・」

耳をそばたてる。

脳科学者が出す仮説。

興味しかない。



「時間だと思うんだ。」


時間と幸せの関係

多くの人は直線的な時間の中に生きていて、未来に「楽しみ」を覚えるのだと思う。

スケジュール手帳を見て、今月はこんなにも楽しみな予定がある!ってわくわくするのだと思う。

でも、幸せを脳がより感じるには、

今この瞬間をどう過ごすか。

ここに、幸せを感じるヒントがある。

ほんの小さなこと。

道端に花が咲いている。きれいだなぁ。

風が心地よい。気持ちがいいなぁ。

そう感じられることに豊かに生きるヒントがある。

脳科学の社長はそんな風に教えてくれた。

そして、

これまで過ごしてきたことを思い出すとき

にも幸せを感じるヒントがあるのだという。

あのとき、苦しかったけれど、あの人がくれた一言。

ピンチだと思っていたけれど、自分で踏み出した一歩。

そう、今という時間。そして、過去という時間の中に幸せのへのヒントがあるのだ。


人生を彩るのは記録と記憶

それから、自分の毎日をふりかえる日々が始まった。

DAncing Einsteinの手がける脳神経科学を使ったカレンダー。

一週間のスケジュールを入れて、

一つ一つのアクティビティをふりかえっていく。

すると、一週間で自分の脳の中でどんな神経伝達物質が分泌されていたのかが分析される。

生産性はどうだったか。どんなことを考えてきたのかがはじき出される。


分析結果からは。

自分はどんなときに安らぎを感じるのか。

自分はどんなときにやる気が出るのか。

そんなことが分かる。

記録をしていくと、自分の身体や頭の中で一週間何が起きていたのか。

データが得られる。



自分のことをわかっている人は、わずか15%

自分のことは自分が一番知っている、と思っていても、どうやらそうではないらしい。

この記事によると、自己認識がしっかりとできている人は、たった15%。

就職活動でひたすら自己分析をやっているけれど、実は自己分析をしようと思わないと自分のことを理解することはできないのだ。

そりゃそうだ。

自分のことを完璧に理解できている人が多ければ、それはもう、自分の活かし方もよく知っているということだ。

誰もが天才になって、誰もが超人となっている。

でも、実際はそうではない。自分の活かし方について悩む人も多いし、自分の進むべき道について迷っている人も多い。



習慣を支えるのは伴走者

正直なことを言えば、ぼくは一度挫折をしかけてしまった。

毎日、その日のふりかえりに30分弱の時間を使う。

これは、生産的な時間ではないと決めつけてしまった自分がいた。

毎日の仕事に終われ、目の前のことでいっぱいいっぱい。

それをこなすことこそが生産。

一日を振り返ることの優先順位が下がってしまったことがあった。

今思うと自分の時間や思考や体力が、ただただ消費されていたのかもしれない。


そんなとき助けてくれたのが、一緒にこのプロジェクトを進める2人の先生だ。2人は、毎週日曜の朝から、この一週間の振り返りの結果を付き合わせて、次の一週間に取り組むことを宣言し合っている。

これも正直な話だが、日曜の朝からオンラインミーティングをするなんて、おかしな人たちだと思っていた。

でも、ふりかえりができていない自分がいることに悔しさを感じた。

だって、これは自分の意識次第でできることなのだから。

2人がとても大きな存在に見えた。

思い切って日曜の朝、早く起きてみることにした。

たった20分間のオンラインミーティングなのだが、これがとても充実している。

習慣を支えるのは伴走者

ミーティングの中で、そんな言葉をいただいた。




時間には限りがあるからこそ、詰め込みたいし味わいたい

一日は24時間しかない。

ぼくのモットーは

人の3倍濃い人生を送ること

だから、とにかくたくさんのことに挑戦をしている。

24時間の中に予定を詰め込んで。

たくさんのキャリアを歩んでいる、と自負している。

SNSでつぶやけば、たくさん人が「いいね!」と認めてくれる。

とてもありがたいことだと思っている。

でも、実際、たくさんのことをやっているだけで、自分の中に何か実のあるものが形成されているかと言えば、そうではなかった、かもしれない。

人の3倍の行動はしているけれど、

人の3倍太い幹を持っているとは言えない、かもしれない。

そんな自分に出会ってしまったんだ。

目を背けたい事実だった。でも、向き合いたいとも思った。

一週間のスケジュールを1時間単位で決めていって、はじめて実感したんだ。

詰まったスケジュールを見て、幸せだって。

こんなにも毎日充実している。

でも、一つ一つのアクティビティを自分は、心から味わっているかな、って。

映画を見ているとき、本当にその時間を楽しんでいるかなって。

誰かと会っているとき、次の予定のことを考えていないだろうかって。

時間には限りがある。

だからこそ一つ一つのことを味わおう。


そこには、一緒に過ごしてくれた人がいる。

そこには、自分のために時間を割いてくれている人がいる。

ただただ、ありがたいと思った。



半年間ふりかえり続けてみえたこと

(挫折した期間もあったけれど)

ぼくは、半年間ふりかえり続けた。

32歳にして気が付いた。

自分の一日を振り返って、一週間を俯瞰してみることは、

ゆとりや余裕をつくることなんだって。

時間を使っているのに、時間を生み出している。

不思議だけど。生産的な時間なんだって。

そういえば『できる社長はなぜ、アスリート化するのか?』の著者、後藤浩之氏が、このように言っていたことを思い出した。

紳士とは、一言でいうなら余裕がある人のこと


毎日30分弱も、ふりかえりに時間に使っているのにもかかわらず、切羽詰まらず気持ちに穏やかさがある。

だから、人に優しくなれる。自分にも優しくなれる。

自分の中に抱えている海が、凪。そんな風に思える。



人は習慣でしか変われない

毎日の記録の中で気が付いたこと。

今、この瞬間の行動が未来をつくっているんだって。

過去の記事に、「3年前の自分に感謝を伝えたい」と書いた。

3年前に始めたことも細く長く続けていけば、一つの形になる。

人生を変える出会いは存在する。

私にとっては、その一つが脳科学のこのミーティング。

What's your happiness?

と、問いかけられたことから始まった。


だけど大切なのは、出会いではない。

出会ったあと、どのように行動するか

だ。

毎日の積み上げが明日をつくることは間違いない。

出会いは毎日のようにある。それを自分の中で意味付けて、価値づけて、位置付けて、そして、行動につなげていかなければ、人生は変わってはいかない。


この夏、新たに習慣化したくて始めたことがいくつかある。

それは明日のnoteで。




今日も、あなたの大切な時間をこの記事のために使ってくださりありがとうございました。

それではこのへんで。


What's your happiness?








私自身へのサポートも嬉しいです!この記事単体へのサポートも嬉しいです!!よろしくお願いします。