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【幕開き】「生きることは手習」。惑いつつ躊躇いつつ筆を運びます

皆さん、どうもはじめまして。このたび、noteにデビューしました鳩羽風子と申します。どうぞよろしくお願いします。

ある活字媒体の会社で長い間、働いてきました。さまざまな事象を正確に伝えるために書いたり、編集したり。かれこれ20年以上になります。

そんな私の幼いころからの夢は、創作でした。随筆なり、コラムなり、思い浮かぶことを自由に書いて自分なりの世界を表現したいとずっと思いながら、不惑を越えてしまいました。年を重ねれば重ねるほど、「こわいもの知らず」のパワーは失われていきます。「いつか、きっと」と可能性を保留しながら、日々を送ってきました。

そんな折、18歳から私淑していた作家の橋本治さんが2019年1月末に急逝されました。今まで人生で悩んだとき、橋本治さんの著書を読んで前を向くことができました。これからはもう、新しい作品を読めないんだ。喪失感を覚えながら本棚に並んでいた本を開いていたら、次の一節が目に止まりました。

「生きる事は手習。

それならば書いてみようと、私は思った」

(中公文庫版 橋本治さん著『窯変源氏物語14』より引用)

そうだ!これだ!ーーと思い立って、決心が変わらないうちに、noteを始めてみました。noteの真っ白い画面に向かう今の心境です。私が生きて感じたことを、読んでくださるあなたに届くよう、記していこうと思います。祈りをこめて。                                                           2019年9月


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