はじめに

『月姫R』ようやく全エンドの回収が終わりました。アルクェイド√の攻略からシエル√までだいぶ時間が空いてしまいましたが、なんとか終わりました。とてつもなく作り込まれたゲームであるとともに、シナリオ、音楽、グラフィック、どの点をとっても最高なゲームなので未プレイの方はプレイすることをおすすめです。しかし、自分の中でこのゲームを消化しきれていないところがあるので、今回はなるべくネタバレなしでこのゲームの魅力を語っていきたいと思います。

魅力的な登場人物たち

まず声を大にして言いたいのは、ヒロインたちが可愛いというところです。是非公式ホームページを見てほしいのですが、秋葉という主人公の妹が特に可愛いです！
性格、容姿共に好みすぎます。今作では残念ながら攻略対象ではないですが…
そして、月の表側たる『月姫R　a piece of blue glass moon』のメインヒロインであるアルクェイドとシエルの二人もとてつもなく魅力的です。
まずアルクェイドですが、ストーリー上で彼女とは衝撃的な出会いをするのですが、性格は天真爛漫を体現したかのような存在ですが、見目は西欧のお姫様かのようです。声は長谷川育美さんが演じています。この方の演技は素晴らしかった…。是非製品で聞いて欲しい。
シエルは、主人公の学校に通うメガネがトレードマークの頼れる先輩です。いわゆる先輩キャラですね。声は本渡楓さんが演じており、個人的に好きな声優さんだったので、シエルのことがより好きになりました！
シエル√ほんとに可愛いので是非プレイして欲しい
そしてヒロイン以外のキャラクターもこの『月姫』という作品を彩っています。個人的に主人公の悪友である乾有彦は好きです。

奈須きのこの世界観とシナリオ

自分は「Fate UBW」が二次元文化の入り口の一つで、それから奈須きのこ氏の作り上げる緻密な世界観がとても好きです。今作は、その世界観の原点とも言える作品だと思うので、プレイしていてとても楽しかったです。綿密に作られた世界観が好きな方は絶対好きになる作品だと思います。今作は二人のヒロインを描いているので、文量が少ないんじゃないと思われる方もいるかと思いますが、そんな心配は必要ないです。十分すぎるほどにシナリオは重厚です。また、今作品は考察要素もところどころに見られるので、考えながら文章を読むのが好きって方にもおすすめです。
また今作は選択肢によって結末が変化するマルチエンド方式を取っている点も魅力です。昨今のゲームではあんまり見られないような複雑なフローチャートをしており、選択肢を選ぶ際には主人公の気持ちや状況に寄り添う必要が出てくるため、主人公に対するプレイヤーの同一化が促され、物語への没入感が深まっているのかなと思いました。そうして没入感の深まった末に見るエンディングは小説やアニメなどの他の媒体ではあまり感じられないものだと思います。

美しいビジュアル

ビジュアルもギャルゲーやノベルゲーにおいて重要なポイントですよね。先程も述べました通り、ヒロインは可愛いです。やっぱり武内崇氏のイラストが素晴らしい。決して派手すぎない見た目ですが、可愛さがそこはとなく出ている。背景もしっかり描かれていて、主人公の家など見応えのある背景も多く、プレイ後にギャラリーを見るのも面白いと思います。あとpvを見れば分かる通り戦闘描写も描かれているのですが、これも素晴らしい。しっかりと動きがあって、音楽も相まって迫力も加わってかっこいいです。こういった点にも力が入れられていて、より物語に緊張感が生まれたり没入感が出ていますね。

彩りを加える音楽

今作は音楽も素晴らしいです。まずアルクェイド√主題歌である「生命線」とシエル√主題歌である「ジュブナイル」。どちらもそれぞれの√のことを端的に表していて、聞く度に物語が思い出されるような楽曲になっています。歌唱はReoNaさんが担当しており、透き通った力強い声は本作の両ヒロインの力強さと純粋さを表しているなと思います。そして劇中歌も素晴らしいです。エンディング楽曲も素晴らしい。アルクェイド√は「Lost」、シエル√は「Believer」。こちらも主題歌と同様両ヒロインの√のことをとてもよく歌い上げているなと思います。個人的には「believer」が一番好きですね。エンディング楽曲はどんなに気になっても、クリア後まで聞かないことをおすすめします。このエンディングは絶対クリアしてから聞いたほうがいいと思います！
好きな曲が多いので、とりあえず私はサントラを買おうと思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか？
稚拙な文章ですが、すこしでも『月姫』の魅力が伝わっていればなと思います。
一応、こちらの「月姫R　a piece of blue glass moon」は前編となっており、後編も出る予定となっています。後編は奈須きのこ氏いわく「オリンピックのような感覚で待って欲しい」だそうなので、月姫Rが出てからもう少しで四年、後編をLive感を持ってプレイしたいという方は今からプレイしておくのをおすすめします。まぁ、いつ本当に出るのかはわからないので絶対に何を置いても今すぐやれとまでは言えませんが…
しっかりとした感想はもう一周してから書いてみようと思いますので、その時にまた読んでくださったら幸いです。