【CoClog】氷鏡の城【作家卓】

シナリオ制作者:辿条様
PC:美作 紡(25歳・作家) PL:やなぎ
PC:海月 遥人(29歳・小説家) PL:ハト
KP:ハト

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   氷鏡の城
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【日常】
KP:2月も終わりだというのにまだ寒い。
KP:今日、美作は海月と喫茶店で会う約束をしている。
KP:原稿がはかどらないと言っていた海月と、一緒に小説の話でもしようかと2週間前に誘われていた日だ。

美作紡:ちょっとだけ原稿やったら待ち合わせに間に合うように家を出ます。

KP:美作は家を出て待ち合わせの喫茶店へと向かう。空は快晴。肌寒い風も心地よく感じるだろう。
KP:待ち合わせ時間の少し前に喫茶店の前に到着するも、海月の姿は見当たらない。

美作紡:早く着いちゃったかな~と思ってしばらく待ってみます。

KP:15分ほど待つが、海月は現れない。

美作紡:シェアハウスの家電に連絡してみます……。

KP:数回のコール音のあと、受話器が取られ、優しげな女性の声が聞こえる。
KP:「もしもし、どなたでしょう?」

美作紡:「美作と言います。海月さんと同業の者なんですが、本日会う約束をしていたんですけどいらっしゃらなくて」

KP:「そうでしたか、すみません…遥人さんは先ほどふらっと外出してしまって。でも、そちらに向かったのかもしれないです」
KP:「帰ってきたら、また連絡しますね」

美作紡:「お手数おかけします、よろしくお願いします」

KP:電話は切れる。
KP:そのまま待っていると、約束の時間を30分ほど過ぎた頃、ようやく海月が姿を見せる。

美作紡:見たところ変わった様子はなさそうですか?怪我していそうとか衣服が汚れているとか。

KP:特に外傷はないですね。

美作紡:「こんにちは!よかった、事故とかに巻き込まれたんじゃないかって心配だったんですけど……」
海月遥人:「……別に何ともないよ」
海月遥人:「…わざわざ外で待ってなくてよかったのに」

KP:どこか棘のある言い方で、海月は喫茶店に入っていく。

美作紡:「……?いえいえ、丈夫なだけが取り柄ですからわたしは大丈夫ですよ」

KP:喫茶店のなかは落ち着きのあるブラウンカラーで統一されており、各テーブルの上にはステンドグラスランプが温かい光を放っている。

海月のお気に入りの場所だと紹介され、美作にとっては初めての場所だ。
美作紡:「趣きがあっていいところですね」海月さんについてって一緒に席に着きたいです

KP:「……そう?」視線も合わせずに席に着きます

美作紡:「いつもはドトールとかスタバなので、こういうところもいいですね」
海月遥人:「…へえ。……早く何か頼めば?」メニュー見てます
美作紡:「……ええと、じゃあダージリンのホットで」

KP:海月は店員を呼び、注文をする。

海月遥人:「ブレンドコーヒーで」
海月遥人:一言だけ言って、メニューを閉じる。
美作紡:「あ、わたしはダージリンティーお願いします」店員さんに
店員:「かしこまりました。ブレンドコーヒーとダージリンですね」

KP:気まずい空気の中、注文した飲み物が届き、2人はそれぞれ飲みはじめる。

海月遥人:「……」無言で飲んでる
美作紡:「……今日はわざわざ時間とってもらってよかったんですか?」
海月遥人:「……あー。正直、だるかったんだよな…来るの」
美作紡:「うん、そうなのかなって思ってました。あんまり人と会いたくない日とかありますもんね」苦笑い
海月遥人:「はあ…まあ、そういうことにしとくよ」
海月遥人:「…これ飲んだら帰っていい?」
美作紡:「そうですね、また海月さんの調子のいいときにリスケしましょう」
海月遥人:「……いやいいよ」
海月遥人:コーヒーを飲む
美作紡:「……そう、ですか」
美作紡:心理学で自分に会いたくないと思っているかどうかわかります?技能値75です。

KP:シークレットダイス 成功
KP:美作は、海月が自分に対して嫌悪感を抱いていると思うだろう。

美作紡:「お会計今日はわたしが済ませておきますよ。あの、気が向いたらまた連絡ください」できるだけ紅茶を早く飲み終えようとします
美作紡:「せっかくのお休みに気遣わせてしまってすみません」
海月遥人:「別に……ご馳走様」コーヒーを飲み干してさっさと立ち上がります
海月遥人:会計は自分の分を払って店を出ます
美作紡:先に出て行ってしまったのなら、少しゆっくりしてからお店を出ます。

KP:では目星をどうぞ

美作紡:CCB<=60 【目星】
Cthulhu : (1D100<=60) → 9 → スペシャル

KP:店を出る海月を目で追うと、ほんの一瞬、彼の瞳に緑の煌めきが輝いたように見えるだろう。

美作紡:緑のきらめき?に何か心当たりはありますか?

KP:アイデアどうぞ

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 34 → 成功

KP:では、美作は、海月の所属している事務所で最近の彼への不満話を聞いたことを思い出す。
KP:急に人当たりが悪くなったとか、態度が悪くなった、偉そう、などと言われていて、それを聞いたときは嫌な気持ちがしたものだろう。
KP:そういえば、彼の住んでいるシェアハウスにさきほど電話をかけた時も、彼の名前を出した後なんとも言えない気まずい時間を感じた。家でもあのような態度なのだろうか…?

美作紡:うーん……自分だけに対してでないのなら極力気にしないようにと思いつつ、ちょっとつらいです。
美作紡:紅茶を飲みきったらお家に帰ります。

KP:考え語を歳ながら紅茶を飲みきる。あまり味はわからなかった。
KP:店を出るころには、日が沈んでいた。

【月明かり】
KP:1人夜道をとぼとぼ歩き、家に帰る。
KP:その後、海月からの連絡はないまま日は過ぎていく。

美作紡:元はただの同業のファンってだけだったので、今まで通りに戻っただけだって思うように努めます。
美作紡:関りは持てなくても作品は読めるので!

KP:数日経ったある日、美作の元に一本の電話が入る。
KP:それは海月が住んでいるシェアハウスの番号からだ。

美作紡:出ます。

KP:電話に出ると、前に聞いた覚えのある優しげな女性の声が聞こえる。
KP:「美作さんの電話番号であっていますか?」

美作紡:「はい。ええと、どうされました?」

KP:「先日、遥人さんが何か、その…迷惑をかけたんじゃないかと思って」
KP:「最近遥人さん、なんだか変に冷たいから…」

美作紡:「あ、いえ、それはお気になさらず……多分わたしが何か気に障ることをしてしまったのかもしれないですし」

KP:「そうですか?…そんなに人に当たるような人に思えないけど…」

美作紡:「……あの、まだあまり様子は変わらないようですか?」

KP:「ええ…なんだか、前より冷たくなったというか…部屋に引きこもることが多くなって、最近は顔も見てくれないし…私も何が原因なのかわからなくて」

美作紡:「……そうなんですね」

KP:「美作さんって、小説を書かれている方ですよね?」

美作紡:「はい、まだ駆け出しの新人ではありますが、一応」

KP:「やっぱりそうでしたか。遥人さん、あなたと会うの、楽しみにしてましたよ。シェアハウスでもあなたの話をよくしてましたし」
KP:「…だから、もし喧嘩してるなら、仲直りしてほしくて」

美作紡:「……皆さんのご迷惑でなければ伺いたい、ですが……いいんですか」

KP:「ええ、もちろん。今家には私と遥人さんしかいないから、大丈夫ですよ」

美作紡:じゃあシェアハウスの住所をお聞きして、大体の到着時間をお話してから向かいます。

KP:シェアハウスの前に到着すると、黒く長い髪の女性が家の玄関から出てくる。

美衣:「こんにちは、美作さんですか?」
美作紡:「初めまして。お電話でお話しさせていただいていました、美作紡です」
美衣:「はじめまして。美衣です。すみません、実は急に出なきゃいけなくなってしまって…」困った顔
美衣:「お茶でも出せたらよかったんですが…」

KP:彼女は申し訳なさそうな顔でそういいながら、玄関の前に美作を案内する。

美作紡:「いえ、お気になさらず。むしろ突然押しかけてしまって申し訳ないです」
美衣:「こちらこそ、急用ですみません。遥人さんの部屋は2階のー…」

KP:と部屋の場所を教え、彼女は小さく頭を下げてその場を後にする。

美作紡:ではこちらからも頭を下げて、教えてもらったお部屋に行ってドアをノックします。
美作紡:「海月さん、美作です。ご無沙汰してます」

KP:コンコン、とドアをノックするが、応答はない。

美作紡:「……海月さん?開けても構いませんか」

KP:返事はないが、ドアの鍵は開いているようだ。

美作紡:うーんうーん……「失礼します」って声をかけながら開けます。

KP:ドアを開けた途端、耳鳴りが美作を襲う。きぃん、と甲高い音が頭の中に響いて来るようで、若干足元がふらつく。
KP:目の前には6畳ほどの畳の部屋。カーテンの閉められた窓の近くにローテーブルと座椅子が置いてある。
KP:ふと視線を椅子に向けると、その横で海月が横たわっているのに気が付くだろう。

美作紡:「う、海月さん!」駆け寄ります

KP:中へ足を踏み入れると、その耳鳴りは侵入者を拒絶するように大きくなっていき、足がふらつく。
KP:それでもその音を我慢して海月に近づく。…が、真っ先に美作の目に飛び込むのは身体の一部を霜のように覆う緑色の結晶体。海月は死人のように青ざめた肌で弱弱しい浅い呼吸を繰り返していた。
KP:SANC(1/1d3)

美作紡:CCB<=43 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=43) → 86 → 失敗
美作紡:1d3
Cthulhu : (1D3) → 2
美作紡:肩を揺さぶるんですが起きそうですか?

KP:海月に触れようとした直後、耳鳴りはついに我慢ならぬものとなり、美作は膝をつき崩れ落ち、意識を失う。
KP:———意識を失う寸前。「来ちゃだめだ…!」そんな拒絶の言葉が、どこか遠くで聞こえた気がした。
KP:——————————

【氷鏡の城】
KP:美作はひどく冷たく、固い床の上で目を覚ます。息は白く、どこか遠くからごうごうと風の吹くような音がする。

美作紡:寒い……服装や持ち物はどうなっていますか。

KP:服装はそのまま、持ち物は身に着けているもの以外は無くなっている。

美作紡:とりあえず辺りを見渡します。

KP:辺りを見渡せば一面青白い、氷のような材質で造られた建造物の室内のようだった。まるでホテルや、城のロビーのような雰囲気を感じる。目の前には青い扉が、背後には赤い扉があり、上を見ればはめ込み式の窓がある事が分かる。窓以外に光源は無いように見えるが、空間の中は薄暗いとさえ感じる事は無い。

美作紡:まず赤い扉に近づきます。張り紙や文字などはありますか?

KP:近くに来ると暖かな空気を感じる。扉に触れればじんわりと冷えた指先を溶かすように暖かい。プレートがかかっており、「一方通行」とだけ記されている。

美作紡:青い扉の方も見てみます。

KP:青い扉は霜で所々覆われている。触れるととても冷たく、痛みすら感じる。

美作紡:他に部屋に気になるものはなさそうですか?

KP:はめ込み式の窓、扉に目星、聞き耳などですかね

美作紡:うーん、それぞれの扉に目星したいです。

KP:目星どうぞ

美作紡:CCB<=60 【目星】赤の扉
Cthulhu : (1D100<=60) → 26 → 成功

KP:赤い扉をよく調べてみるが、特に変わったところはない。
KP:あたたかい!

美作紡:CCB<=60 【目星】青の扉
Cthulhu : (1D100<=60) → 61 → 失敗

KP:青い扉をよく調べてみるが、特に変わったところは見当たらない。
KP:つめたい!

美作紡:聞き耳も振ります……

KP:どうぞ

美作紡:CCB<=40 【聞き耳】赤の扉
Cthulhu : (1D100<=40) → 29 → 成功

KP:外からごうごうと強い風の吹く音が聞こえる。

美作紡:CCB<=40 【聞き耳】青の扉
Cthulhu : (1D100<=40) → 15 → 成功

KP:青い扉の向こうは静まり返っている。

美作紡:赤の方が結果的に寒そうなので青い扉の方に行きたいんですが、鍵かかっていそうですか?

KP:鍵はかかっていないが重い扉であるため、力を込めて開く必要があるだろう。

美作紡:直接ノブに触れないように袖で手を覆うようにして頑張って開けたいです……。

KP:力を込めて青い扉を押すと、指先からまるで凍っていくかのような感覚になる。刺すような痛みを耐えて扉を開けると、先には通路がある。

美作紡:そのまま通路を進みます。

【廊下】
KP:一見氷でできた通路だが、良く見れば両側の壁が鏡になっており、自分の姿が映しだされている。
KP:突き当りには先ほどと同じような青い扉があるが、その前に美作の目に付くのはこの建造物に来る直前まで気にかけていた、海月遥人の姿だった。

美作紡:「海月さん!大丈夫ですか、寒くないですか?」

KP:彼は先程見た状態と同じように、身体の所々を霜のようなもので覆われて、青ざめた肌で頼りなく歩を進め、突き当りの扉の前まで来ている。
KP:美作が声をかけると、僅かに振り向き貴方に目を向ける。
KP:しかしその右目からはまるで突き刺さっているかのように緑色の結晶体が生えており、左胸の辺りにも同じように結晶体が生えているのが分かる。
KP:また結晶に覆われていない左目は、怪しく光る深い深い、緑色だった。

美作紡:「ど、どうしたんですか、それ……お身体は痛みとかないですか」

KP:その質問に答えることもなく、彼は残された感情のこもらない片目をすぐに美作から逸らして扉の向こうへと行ってしまう。

美作紡:「海月さん……」追いかけて扉の方まで行きます

KP:美作が追いかけようと足を踏み出したその時、不意に誰かに強く肩を掴まれる。

美作紡:びっくりして振り返ります。

KP:驚き振り返ると、肩を掴む合わせ鏡の壁から生えてきた、自分自身の姿を目撃するだろう。
KP:SANC(0/1d4)

美作紡:CCB<=41 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=41) → 87 → 失敗
美作紡:1d4
Cthulhu : (1D4) → 4

美作紡:「ひっ……」

KP:鏡の中の自分は、寂しそうな顔で声をかけてくる。

鏡の中の自分:「本当に海月さんを追うの?」
美作紡:「……なんで」
鏡の中の自分:「だって、海月さん、そんなこと望んでないんじゃないかな…」
美作紡:「……わかる、わかってるけど……あのままじゃ死んでしまう気がするから」
鏡の中の自分:「でも………これ以上嫌われたくない」
鏡の中の自分:「もう外に出ようよ、帰ろう…?」
美作紡:「多分……もう嫌われてるから、平気。海月さんが無事だったら、そっちの方がいいよ」
美作紡:振り切って扉の方に行くことはできます?

KP:では、POW*5を振ってください。

美作紡:CCB<=(9*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=45) → 27 → 成功

KP:美作がその声と肩を掴かむ腕を振り払い、扉へと歩きだす。
KP:合わせ鏡の美作は、悲しげな顔で身体を鏡の中へ戻す。
KP:廊下の奥へ進むにつれて、寒さが増してくる。
KP:CON*5を振ってください

美作紡:CCB<=(18*5) 【CON】
Cthulhu : (1D100<=90) → 85 → 成功

KP:肌を刺すような寒さを我慢して先へと進み、青い扉の前まで来る。
KP:扉はやはり、霜で所々覆われている。触れるととても冷たく、痛みすら感じる。

美作紡:扉はまた開けられますか?

KP:鍵は付いていないようだ。

美作紡:先ほどと同じようにしてできるだけ肌に触れないようにしながら開けます。

KP:力を込めてドアを押し開けると扉はゆっくりと開かれ、その先は広間になっている。

【鏡の間】
KP:先へ進めば大きな姿見が一つだけ佇む広間に出る。奥にはまた、青い扉が目に入る。進んで行ったはずの彼の姿は見えなくなっていた。

美作紡:さっきのことがあるのでちょっと怖いんですけど、姿見を見に行きます。

KP:姿見に寄れば貴方の姿が同じように此方へ近寄ってくる。先ほどの鏡のように腕を伸ばしてくることはない。
KP:しかし正面にまで来ると、鏡の中の自分は突如また喋り出す。
KP:穏やかで、一つ一つゆっくり届くように、しっかりと確認するような声で問いかけてくる。

鏡の中の自分:「海月さんを助けたい?」
美作紡:「うん、助けたいよ」
鏡の中の自分:「ほんとうに?」
美作紡:「……本当に。あなたはなんでそんなこと聞くの」
鏡の中の自分:「…本当なら、海月さんに会いたいよね?」
美作紡:「会い、たい……けど」
鏡の中の自分:「そうだよね、ずっとファンだった。会って、仲良くなれて、本当に…嬉しかった……けど…」

KP:彼女はその言葉を紡ぐと、あなたをじっと見据えていたその目をゆっくりと伏せる。
KP:その瞬間、彼女が歪んでぶれたかと思うと姿を変える。
KP:姿見の歪みが元に戻った先にいたのは、水晶体も生えていない、海月の姿だった。
KP:それはまた、嫌悪と侮蔑のまなざしをあなたに向けて口を開く。

海月遥人:「…俺は君のことが嫌いだ」
美作紡:「……それでも、わたしは海月さんの小説が、海月さんが好きですよ」
海月遥人:「そういう風に、まっすぐにこっちを見てくる目…見たくもない」
美作紡:「それでも、わたしは……海月さんを助けに行きますよ」
美作紡:「あなたが無事で、健康で、この先もきちんと物を書き続けてくださったら、それを読めるだけで幸せです」
海月遥人:「……こんなところまで追いかけてきてさ、俺が喜ぶとでも思ったの?」
海月遥人:「はっきり言って…迷惑だよ。帰ってほしい」

KP:一つ一つ貴方にはっきり届くように、鏡の中の海月は拒絶の言葉を吐く。

美作紡:「……こんなところにずっといたら風邪をひいてしまいますよ」
美作紡:「喜ばれるためにしているわけじゃないです。わたしのエゴだってわかっているけど、一緒に帰りましょう」
美作紡:「戻れたら、二度と顔を合わせてくださらなくていいですから」

KP:美作さんは、POW*5を振ってください

美作紡:CCB<=(9*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=45) → 25 → 成功

KP:瞬間、拒絶と嫌悪をはらんだ呪詛を掃出し続ける鏡はぴしり、と音を立ててひび割れたかと思うとあなたが息をつく間もなく「ぱりん」と割れてしまい、辺りにはまた、静寂が訪れた。

美作紡:割れた鏡をよく見ます。

KP:目星どうぞ

美作紡:CCB<=60 【目星】
Cthulhu : (1D100<=60) → 66 → 失敗

KP:海月の姿ごと砕かれた鏡の破片だ。鋭い切っ先に指が触れ、痛みと共に赤い血が流れる。HP-1
KP:そして破片の中に混じり、青白い鍵を見つけるだろう。

美作紡:拾います。文字などは書かれていますか?

KP:素手で拾い上げると、尖った破片などでまた手を怪我してしまう。HP-1
KP:文字などは書かれていないようだ。

美作紡:先の青い扉の方へ向かいますが、鍵かかってますか?

KP:青い扉は今までの扉と似ているが、大きな鍵穴があることがわかる。

美作紡:今拾った鍵は大きさ合いそうですか?

KP:合いそうですね

美作紡:差し込んで扉を開けます。

KP:扉に直接触れないようにしながら押し開ける。先の部屋からはこの部屋以上の冷気が漂ってくる。

美作紡:指先を息で温めつつ進みます。

【人形の間】
KP:扉を進めば凍える寒さの中、二人の男女が抱き合う姿が美作の目に飛び込む。氷で作られた調度品に囲まれる形になっており、奥にはまた青い扉が見える。

美作紡:二人組の男女に近付いてよく見ます。

KP:よく見ればそれは片方は氷像だった。だが、もう片方は見覚えのある姿——探し求めていた彼、海月の姿だった。氷像と抱き合う表情は愛おしげなものであり、男が女を抱えるように守るように抱きしめている。
KP:ここでPOW*5を振ってください。

美作紡:CCB<=(9*5) 【POW】
Cthulhu : (1D100<=45) → 58 → 失敗

KP:指先からぱきり、と音が聞こえる。反射的にそちらに目を向ければ、青白い結晶の輝きが瞳に反射した。
KP:それと同時に指先の感覚がまるで凍りついてしまったかのようになくなっている。
KP:———あなたは状況を理解した。自らの指先が凍りついたのではなく、まるで氷そのもののようになってしまっていた事を。
KP:SANCです

美作紡:CCB<=37 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=37) → 29 → 成功

KP:減少なしです。
KP:そして、美作は、女性の姿の氷像を抱きしめている海月を見て、なんで?どうして?という疑問と共に、氷像に対して確かな嫉妬を抱く。

美作紡:そりゃずっとツンケンされてたので悲しいし、ちょっとうらやましいとは思う……。
美作紡:調度品はどんなものが置かれていますか?

KP:周囲の調度品は氷で作られている。椅子やベッド、箪笥や机に壺、動物の氷像まで様々なものが置いてある。目星をどうぞ。

美作紡:CCB<=60 【目星】
Cthulhu : (1D100<=60) → 4 → 決定的成功/スペシャル

KP:何かないかと見渡せば、小さな台の上にリボルバー式の拳銃が置いてあるのをみつける。不可思議な青白い素材で作られているようだが、撃てそうだ。装填数は1つだけ。
KP:(ダメージ1D10/射程20m/耐久10)
KP:更に、その横には文字が刻まれており、「あなたにとって"邪魔なもの"を、一つだけ打ち砕いてあげよう」とある。
KP:クリティカルなので追加情報。
KP:女性の氷像の中に鍵が凍りついているのが見える。氷像を砕けば取り出せそうだと感じる。

美作紡:ここにいる海月さんって目とか心臓のあたりとか結晶?に侵されてないですか?

KP:結晶は体に見当たらないが、青ざめた肌をしている。

美作紡:じゃあ拳銃を手に取って、氷像を撃ちます……。

KP:どちらかを撃ち抜こうとすれば、密着している海月にも影響が出るかもしれませんが、それでもよろしいですか?

美作紡:ぐぬぬ……海月さんに話しかけられますかね。

KP:話しかけても何の反応も帰ってはこない。まるであなたの声など聞こえていないかのように、氷像を抱きしめ続けている。

美作紡:じゃあ氷像の方を狙って撃ちます……!

KP:本当によろしいですか?

美作紡:う……一回扉見に行ってからにします。

KP:扉は前の部屋と同じ、触ると痛いほどに冷たい青い扉だ。鍵穴がついている。

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 92 → 失敗

KP:寒さのせいか、今までの出来事のせいか、頭がうまく回らない…

美作紡:ここの扉の鍵って、さっきの部屋で見つけた鍵では開かなそうですか?

KP:そうですね、違うものですね。
KP:もう一回アイデアふりましょうか

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 86 → 失敗

KP:鍵に思考を取られている。

美作紡:邪魔なものって物理的なものだけじゃないですかね。

KP:たとえばなんでしょうか

美作紡:海月さんの中に結晶の元に成り得る何かが入り込んでしまったんじゃないかって思って、それを撃ち抜きたいんですけど。

KP:目に見えているものでないと難しそうですね。女性の氷像・海月・氷の調度品・扉、のような

美作紡:この中で撃ち抜くなら紡の心理的には女性の氷像なんだよなぁ……もう一度海月さんに声をかけます。
美作紡:「海月さん、お願いします。離れてください……そこにいたら怪我させてしまいます!」

KP:美作が声をかけても二人は離れない。まるで貴方など二人には存在していないようだと思うだろう。
KP:アイデアどうぞ

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 85 → 失敗

KP:悲しくなってきます。

美作紡:うーん!うーん!怪我させたくない……そしたら扉の鍵のあるあたりに向けて撃ちます。

KP:分かりました。撃ちますか?

美作紡:撃ちます!

KP:それでは貴方はトリガーに凍りついた指をかけ、そして力をこめ、引いた。
KP:びしりびしりと扉に亀裂がみるみる広がり、ぱりんと軽い音とともに青い扉は砕け散った。奥には上へ続く螺旋階段が覗いている。
KP:その後、背後から「それが正解」と聞き慣れぬ男女の声が重なって聞こえる。振り向けば、抱き合う男女が此方を見て微笑んでいた。
KP:その微笑みは、あなたの知る大切な人とは少し違うように見えるだろう。
KP:「あなたはこの先に進みたいのだから、邪魔なものはその扉」
KP:「嫉妬と目先の悪意にとらわれないその心は、きっと暖かいのでしょう」
KP:「いい事を教えてあげる。この先に進んで行った人には悪魔の鏡が突き刺さっている。それを溶かして、洗い流すのは、人に流れる命の赤」
KP:「この世界ではもうあなたしか持たぬ色」
KP:アイデアを振ってください

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 100 → 致命的失敗
美作紡:おまえーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

KP:美作は、彼らが何のことを言っているのか全く理解できなかった。

美作紡:わからなかった……。

KP:「早く、行ってあげて。時間が経てば経つほど、悪魔の鏡にむしばまれてしまうから」

美作紡:よくわからないけど、とにかく急ぎます。
美作紡:階段をのぼる。

KP:螺旋階段を登るにつれて、身を裂くような寒さに襲われる。
KP:CON*5どうぞ

美作紡:CCB<=(18*5) 【CON】
Cthulhu : (1D100<=90) → 15 → スペシャル

KP:寒さを我慢しながら、着実に一歩ずつ上に登っていく。
KP:しばらくすると、煌めく青い光が見えてくる。

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【祭壇】
KP:螺旋階段を登り終えると広い空間に出る。椅子が並び、巨大な窓からは光が差し込み、奥には祭壇のようなものがあって巨大な水晶体がきらきらと輝いている。
KP:まるで教会のような印象を受けるその場所の水晶体の前では海月がぼうと立っており、美作がやってきたことに気が付いたのかそちらへ目を向けた。
KP:片目と胸を突き刺すような結晶体は相変わらずだが、廊下で見た時より霜のように覆われている部分が増えている気がする。

美作紡:「海月さん、無事ですか!?わたしの声、聞こえますか」

KP:あなたを見る目は、宝石のように煌めいてはいるが、深く暗い、なんの感情も籠っていないと感じる。

海月遥人:「……誰、だ…?」
美作紡:「美作です……帰りましょう。ここは寒いですよ」
海月遥人:「…しらない…俺はかえらない…」
美作紡:「どうして……」
海月遥人:「帰る必要が無いからだ、…1人で帰ってくれないか?」
美作紡:「……必要ですよ。わたしは海月さんが必要です、あなたの作品にこれからも触れたいから」
美作紡:「わたしだけじゃない、もっとたくさんあなたを必要としている人がいるんです、シェアハウスの人たちだって心配していましたよ」
海月遥人:「作品?…シェアハウス…?何のことか分からないけど…これ以上邪魔をするなら、力ずくで帰ってもらう」
美作紡:この部屋には何かよく見れそうなものはありますか。

KP:ないですね

美作紡:「帰るなら、一緒にです。戻ってからも後悔するようなら、いくらでもわたしを憎んでください」海月さんの方に近づきます

KP:美作が歩み寄ると、海月は嫌悪の視線を向け、片手から刃のような結晶体を生やした。

海月遥人:「自分勝手な人だ…」

KP:ここから戦闘に入ります。

1R
美作紡:「勝手でも何でもいいんです。わたしは悲しいのは嫌だから……後悔しない行動をとるだけです」
美作紡:「風邪ひきますよ」自分が着てた上着を一枚脱いで、海月さんにかけます

KP:美作は攻撃的な目を向ける海月の肩に自分の上着をかける。
KP:海月のターン。至近距離なので補正を+25%つけます。

海月遥人:ccb<=25+25 ナイフ
Cthulhu : (1D100<=25) → 20 → 成功

KP:回避しますか?

美作紡:しません。
海月遥人:1D4 ダメージ
Cthulhu : (1D4) → 4

KP:海月は明確な殺意を込めて、美作の腹部を刺す。鋭い痛みと共にあなたの血が飛び散り、海月の体にかかる。それは左胸や右目に咲いた結晶体にも。
KP:あなたの暖かなそれは、彼に咲いた冷たく輝く結晶を、ゆっくりと確かに溶かしている。
KP:アイデアどうぞ

美作紡:CCB<=60 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=60) → 1 → 決定的成功/スペシャル

KP:では美作は、先ほどの部屋で聞いた悪魔の鏡を溶かして洗い流す「命の赤」とは血であると確信する。しかし身体や眼から生えているものは相当の量で無いと溶かしきれない、まだ足りない、と思うだろう。

2R
美作紡:近距離にいるなら海月さんの腕を掴んで自分の腹部に向けさせたいんですが、ナイフの命中率をもう少しあげられますか?

KP:今、あなたの腹部には結晶体のナイフが刺さったままです。
美作紡:であれば抜いて自分の身体の別箇所に刺し直すことは可能です?

KP:可能です。自分で自分にということであれば命中判定はいりません。

美作紡:刺します。

KP:ではダメージ1D4+db

美作紡:「お願いします、いくら恨んでくれても構いませんから。だから、あなたを必要としてる読者のところに、シェアハウスのみなさんのところに帰ってください」
美作紡:1d4+1d4
Cthulhu : (1D4+1D4) → 2[2]+2[2] → 4
美作紡:腹部に突き刺します。

KP:美作は海月の腕を誘導し、自分の腹部へと結晶を突き立てる。
KP:温かい赤が吹き出し、激しい痛みに襲われる。
KP:美作の行動に、海月は狼狽して息を飲んで目を見開く。

海月遥人:「…なん、で?なに、いってるんだ……?」
海月遥人:「自分で自分を刺すなんて、なにが、したいんだ…?」
美作紡:「海月さんのことを大事だと思っている人のところへ帰すためです、きっとその結晶は血を浴びれば溶けてくれるんだと思うんですけど……」
美作紡:「わたしには海月さんの身体を傷つけられないですよ。わたしは丈夫なので、平気ですから。だから、帰りましょ」

KP:あなたの腹部から絶えず流れる血が、刃を、海月を蝕む結晶を溶かしていく。それと同時に、血を失いすぎた美作は意識が薄れていくのを感じる。

海月遥人:「……丈夫、って…ばかだな…人は、刺されたら…しぬのに」

KP:海月のナイフが少し、震えているのがわかるだろう。

海月遥人:「平気なわけ……」
美作紡:「死に……ません、だって、死んじゃったら……海月さん、犯罪者になっちゃうじゃないですか……」
美作紡:「生きてますよ。生きてますから……ね、みんなのところに戻りましょうよ」
海月遥人:「………生きて、…?」困惑した顔

KP:さらにぼんやりとしていく意識の中、あなたはとうとう手に、体に、力が入らなくなり、彼の体から少しずつ離れて行く。
KP:海月の結晶体はほぼ溶けきり、顔や衣服は美作の血で真っ赤に染まっている。狼狽える彼の顔が貴方を覗き込んでいるのが見える。

海月遥人:「……あ、あぁ…」
美作紡:「ずっと付きまとってしまって、ごめんなさい」無理やり笑います

KP:無理に笑顔を作り、微笑む。彼の表情は長い髪に隠れて見れない。
KP:力が抜ける…床に崩れ落ちる。そう思った瞬間、あなたの体は何かに抱き留められる。
KP:そしてあなたの頬に、暖かい何かがポタリ、と一粒落ちる。

KP:ぼやけきった視界の中、最後の力を振り絞りその先を見ると、確かに咲いていた結晶が消え、感情の戻った右目から涙を流す海月遥人の姿だった。
KP:左胸からも結晶は咲いていない。あなたを抱き留める彼の手には、確かな優しさと暖かさが戻っていた。
KP:しかし、とうとうあなたは瞼を開けていられなくなり、視界がゆっくりと暗転する。

海月遥人:「……美作クン………本当に、迷惑かけて、ごめんな…」
海月遥人:「……ありがとう」

KP:—————どこか遠くで、貴方を呼ぶ彼の声が聞こえた気がした。

————————————

KP:やがてゆっくりと貴方は意識を取り戻す。目を覚ませばあなたは海月の手を握っている、彼も同じように目覚めたのか二人の視線が合わさった。
KP:もうあの結晶体はどこにも見当たらず、確かな体温をお互いの触れ合う場所から感じる。あの悪意も、冷たさも溶けて、元の大切な人と日常を取り戻せたのだとあなたは理解するだろう。
KP:どうやらここは、海月の部屋のようだ。

美作紡:お互いに身体は無事そうですか?

KP:傷もないです。

美作紡:「……あ、すみません。勝手に上がり込んでしまって……」苦笑します
海月遥人:「……あ、あれ…?美作クン…さっき…」
海月遥人:「…あれ……?夢……??」
美作紡:「ごめんなさい……いろいろと勝手な真似をしました」
海月遥人:「……」
美作紡:「今日も美衣さんっていう女の方からこことお部屋を教えていただいたんですが、執筆のお邪魔だと思うので、もう、戻りますね!」
海月遥人:「…そっか。……そうか。酷いことを言ってしまったな…どう、取り繕えば…」
海月遥人:「…って、ちょっとまってまって!!」慌てて袖を引っ張る
美作紡:「わわ、な、なんですか……?」振り返ります
海月遥人:「…ご、ごめんよ。許してもらえないかもしれないけど…。すみませんでした」土下座をします
美作紡:「え、な、なんで!気にしないでくださいよ!今回のはわたしが勝手にやったことですし……」
海月遥人:「…それでも、君がいなかったらもっと大変なことになっていたかもしれない」
海月遥人:「…今俺がこうしてられるのは、美作クンのおかげだ」
美作紡:「……わたしは、自分のしなきゃと思ったことをしただけですよ。戻ってきてくださって、本当によかったです」少し涙目になる
海月遥人:「…ああ、でも…強引な自己犠牲はおじさん感心しないけどね…心臓に…悪い…からさ」手を握ります
海月遥人:「…よかった、美作クンに怪我が無くて」
美作紡:「あのくらい平気ですよ。言ったじゃないですか、丈夫なだけが取り柄だって」
美作紡:「でも海月さんが気にするというなら……先日の喫茶店でケーキか何か奢ってください」
美作紡:「すぐに退店しちゃうから、ゆっくりお話もできなかったですし、ね?」
海月遥人:「馬鹿を言っちゃいけない。サスペンスでは一刺しで死人が出るんだぞ?」
海月遥人:「はは、…丁度、喉も乾いたし。この前は……」
海月遥人:「ああ…思い出したら胃が痛くなってきた・・・」
海月遥人:「…あんなことがあったのに来てくれるなんて、お人好しだなぁ美作クン…」
海月遥人:「ぜひともおごらせてください」両手を合わせる
美作紡:「ずっとあなたのファンだったんです。わたしは海月さんとお話できるだけでじゅうぶん嬉しいんですよ」安心して少し笑います
海月遥人:「改めて言われると照れるなぁ…」頭をぽり…
海月遥人:「じゃあ、行こうか」立ち上がる
美作紡:「はい!」一緒について行きます
海月遥人:「ゆっくり話でもしよう。君のすきな物語でも、美味しい食べ物の話でも、行きたい場所でも」
美作紡:「ふふ、そうですね。じゃあ海月先生の最新作の感想から」

KP:2人はシェアハウスを出て外に出る。空はもうすぐ来る黄昏時のオレンジで、穏やかに晴れている。
KP:こうして貴方たち二人は元の日常に戻っていく。この日常もいつまで続くのだろう。またいつ辛く悲しく理不尽な事態に巻き込まれるかなんて分からない。
KP:いつか死を覚悟して諦めそうになっても、それでも、彼が、彼女が、お互いがいてくれるなら、きっと諦めずに立ち向かえるのだろう。
KP:「氷鏡の城」シナリオクリアです。お疲れ様でした。

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