見出し画像

道の駅の定義を知っていますか?

「道の駅」という言葉を聞いたことない!って人が、日本にどれだけいるでしょうか?

言わずと知れた、国土交通省の大ヒット商品です。
何となく公共施設、という認識の方は多いと思いますが、道の駅に登録されるには、必ず、100%市町村の推薦がなくてはいけません。

道の駅=農産物直売所 というイメージの方も多いと思います。
その土地にしかない野菜や加工品が売られている場所、という認識の方のほうが多いでしょうね。
昨年(平成29年)の4月から、私は道の駅の駅長業務を仰せつかっています。道の駅は”駅”なので、実質的に支配人ですが、”駅長”という肩書きになります。
名刺を出すとほぼ言われるのが
「駅長っていうんですね!」
「本名ですか?」
の2択に絞られてきました・・・

はい、本名ですし、駅長です。

少し話が逸れました。
さて、道の駅に認定されるための条件があります。(知らない人も多いはず)

1、トイレと駐車場が24時間無料で使える
そもそも、道の駅の発祥が汽車→車社会になった時に「駅にはトイレがあるけど、道路にトイレってないよね…」というひと言から始まったそうです。
コンビニがここまで普及していない時代、『気軽に寄れるトイレのある場所』という設定で道の駅は始まっています。

2、良質な情報の発信拠点
通行止めになっている区間のリアルな情報、その土地の観光情報など観光案内や災害時の案内ができる場所という位置付けです。観光案内は標準装備として認識されているように感じますが、災害拠点である、ということは知らない方も多いと思います。
私も駅長として、この冬の災害時に誰一人助けられなかったことは色んな意味で考えさせられました。(詳細は、また後日)

3、地域活性
道の駅ならずとも、地域活性はどの市町村でも課題だと思います。
地域の産業を守る、振興する、はたまた復活させる。地域住民と協力して新しい産業を創り上げる。地域住民と観光客との化学反応によって、交流の拠点とする。
など、広域的な目的があります。

道の駅は当然、利益を求める施設ですので物販や、ワークショップなどで利益を得ていく必要があります。
実際は、農産物の販売だけでは利益率が薄く、地元の農家さんの生きがいとしてほぼボランティアでやっている所も多いのが事実。
安売りを良しとする空気からどう、脱却するかが私の今年度の目標ですし、日本国中の道の駅が目指すべきところだと思っています。



ありがとうございます😊 引き続き優良な情報をお伝えできるように頑張ります!