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博物館だいすきクラブ

ここ数年で、都内も旅行先も含めて色々な博物館に行った気がする。忘れないように書いておこう。人は忘れる生き物だからね。

我々は博物館だいすきクラブ。美術館もだいすき。

紹介は思いついた順なので順不同だし、多分抜けている。

東京編

国立科学博物館 (上野)

言わずもがな。通常展だけで1日いれる。見るところが多すぎるため何回行ってもよいとされている。スケールがデカすぎて果てしない気分になれるので特に地球館が好き。恐竜コーナーは何度見てもアガるし。
特別展も休むことなく開催してくれて嬉しい。宝石展面白かったな〜。あと化石ハンター展も個人的に好きだった。早く今開催中の恐竜展にいきたい!!!気を抜くとすぐ終了しているので注意。学割がある。

東京国立博物館 (上野)

科博の隣にある。これも有名だが、私は科博ばかりで実は1年前まで行ったことがなかった。不覚。
SCRAPとコラボして「東京国立博物館からの脱出」という脱出ゲームを開催していて、面白そうだったから行ったのだが、なんと展示に気を取られすぎて通常2hで終わるところを4hかかったために脱出できなかった。まだ展示を見切れてなかったので後日また行った。ミイラが好きなので、常駐しているミイラがいて嬉しい。

科学技術館 (九段下)

THE体験型科学館。子供に混じれる勇気があればとっても楽しいと思う。私は混じれるので満喫した。ボリュームもかなりあって、一個一個味わっていたら、5Fまで行き着けなかった上にいつの間にか閉館ギリギリになってて追い出された。そういうダンジョンかもしれない。

板橋区立教育科学館 (上板橋)

小さい頃によく連れて行ってもらった。規模は小さいが体験するものが多く楽しかった。プラネタリウムもあるけど、子供向けかも。

明治大学博物館 (御茶ノ水)

無料。大学の博物館は面白いのに無料でありがたい。弊学にもあればいいのに。
漆器や陶磁器が置いてある商品部門もあれば、その隣の刑事部門では拷問器具が並べられたりしてなかなか尖っている。大学提供とは思えない。
私が行った時は古墳についての特別展だったが、今は植村直己さんの特別展をやっているみたい。

印刷博物館 (飯田橋)

一番最近行った。このnoteのトップ画像はここの写真。
曜日によって工房見学と活版印刷があるのだが、活版印刷の予約枠が少ないためわりと埋まってしまうので注意。活版印刷では、四季によって作れるものが変わり、今回はメッセージカードを作らせてもらった。展示も実際の印刷工程の映像などを使っていてかなりわかりやすく、印刷方式の違いがわかって楽しい。
あとスパルタすぎる活字並べゲームがあって、だれか全クリできた人いたら教えてください。あれ設問ランダムだから覚えゲーでもないし、絶対人間の速度じゃ無理だと思うんだよな…。特殊生命体からのご連絡、お待ちしてます。

警察博物館 (京橋)

京橋の人間は警察博物館に行かないので、大体空いている。ゲームもあって面白い。以前はもっとシミュレーションやパトカー乗車体験もあったはずだが、最近は休止しているみたい。復活を待ち望んでいる。無料。

日本銀行金融研究所 貨幣博物館 (三越前)

日本橋の人間も貨幣博物館には行かない…と思ったら意外と人がいた。しかも大人多め。みんなお金が好きなのかもしれないね。私も大好き。
入り口では博物館には珍しく荷物チェックをされた。ちゃんとスキャンするみたいなやつ。それだけ高級なものが置いてあるということなのか…?
展示では、貨幣の歴史を古代からたどっていく。解説が丁寧に各コーナーについているが、その順路の導線がちょっと難しい。途中体験コーナーと称してミニゲーム(?)が置いてあるが、手先の器用さが求められて全然できなかった。
平日のどこかに行くと、常設職員さんが解説してくれるらしいのでまた行ってみたい。無料。

北区防災センター 地震の科学館 (上中里)

地域雇用のスタッフらしきおじさまたちがフレンドリーでいい。展示部分は小さめだが、地震体験や煙体験などがしっかりしている。地震体験は本気で揺らされるが、設備が古めなので別種のスリルがあった。…こんなこと誰も気にしてないかもしれないけど、本気で揺らされるっていうのはおじさんたちの手動って意味じゃないよ。怖い人はリタイア推奨されるレベルって意味の本気で、自動だよ。無料。

目黒寄生虫館 (目黒)

ひたすらに大小さまざまな寄生虫のホルマリン漬けが並べられている。解説も丁寧なので無駄に想像してしまって悶絶する。でも面白い。みんなも生魚を食べるときは気を付けようね!無料(寄付あり)。

ニコンミュージアム (品川)

カメラから精密機器まで、ニコンの歴史がぎゅっと詰まっている。私は正直カメラはそんなに詳しくないが、レンズの仕組みなども詳しく解説されていたのがよかった。9/2までニコン社員による写真を展示する企画展があるらしく気になる。無料。

東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム (天王洲アイル)

キャンパス内にある博物館。名前の通り海の生物にまつわるものが展示されている。練習船の模型コーナーが、技術の進歩と苦労を感じられて個人的に好きだった。あと剥製の保管方法の違いも教えてくれていて、生活してる形の剥製と、キュッとされてる剥製が見れてよかった。うまく説明できないけど、キュッとされてる。
隣の鯨ギャラリーにはでっかい鯨の骨が置いてある。海洋大の友達によると、学生さんたちがボランティアで掃除とかしてくれてるらしい。確か。ありがたいね。
予約がメールか電話なので少し面倒。無料。

翡翠原石館 (大崎)

大使館が並ぶ閑静な街にある、素敵な建物。大きなヒスイ原石の塊や、加工された装飾品が見事。高そうな宝石がポンとおいてあるので勝手に心配になる。バスタブだけでなくシャワーを取り付けるところまで全部ヒスイでできているヒスイ風呂があってビビった。
二階のスペースではなぜかサービスで紅茶を出してくれる。コレクターとの情報交換の場でもあるらしい。すごい。私はコレクターでないので情報を受信しただけだった。事前予約制なのもあり、落ち着いた雰囲気でゆったり見れておすすめ。解説目当てというより鑑賞目当て。

宇宙ミュージアム TeNQ (後楽園) ※閉業

閉業寸前に行った。展示だけでなく、宇宙にまつわるミニゲームやボドゲ、謎解きなど体験ものが多く、子供も楽しめるようになっていた(過去形)。ガストにいるみたいな形のロボットがガイドのために巡回しているのだが、ヒトに邪魔されてあたふたしていてかわいそうだった。跡地には何ができるんだろう。ロボットも再就職先が決まっているといいな。就職…就職…?うっ頭が……

ロボットの再就職先を心配している場合ではなく、まだ一切就活について調べていない。なんならこの文章も書いている場合ではない。学科の友人がインターンに応募し始めているのを見ていながら、なぜ動かないのか。とりあえず募集要項を見るところから始めるか…。だるいな〜。インターンって気になってたやつに限って応募の締切がいつの間にか過ぎてて絶望するんだよな。Siriとか自動で片っ端から応募してくれないかな。後から選んどくからさ。

怠惰 〜就活編〜

インターメディアテク (東京)

最近撮影可能エリアが広がったらしい。東大の協力でできているそうで、東大の講義室?の再現スペースとかもあった。角のはく製や民族の仮面があったと思えば、東大理学部から持って来たタンスがポンと置かれていたり、唐突に柱にイグアナの模型が張り付いてたりして、ふつうの博物館と違ってわざと系統立てずに配置している感じが新鮮。解説は少なめ…というかほぼないので、空間全体を含めたアートとして楽しむのが正解かも。
十周年記念特別展示の極楽鳥が、人間のエゴと鳥と宝飾品の美しさを同時にぶつけてくる展示でよかった。でももう5/7で終わりらしいです。行く人はお早めに…。無料。

港区立みなと科学館 (虎ノ門ヒルズ)

港区民これ近所にあるのいいな~!内装もぴかぴかで、子供が大満足するような体験たっぷりの科学館。これ無料なのすごい。
有料だがプラネタリウムも見れる。コンテンツが結構豊富で、子供向けから大人も楽しめるやつもあった。
子供ばっかりだったらどうしよう…と思ったら、若いカップルとかもいたので意外と浮かなかった。あくまで子供がターゲットなので、物理学的な解説とかは少なめ。でも20:00まで開いてるし、ここら辺で暇を持て余したときにはいいと思います。楽しいし。

気象庁気象科学館 (虎ノ門ヒルズ)

上で紹介した建物にくっついているが、一応管轄が違うので分けておく。規模は小さめだが、気象庁なので解説はしっかりある。でも多分ここも子供向けではあると思う。いつも年甲斐もなくはしゃいでごめん。無料。

ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム (品川)

個人的に最近の当たりだった。企業系は威信をかけてつくっただけあってしっかりしているものが多いですね。
ずっとウチの会社すごいアピールされると疲れるけど、そうではなくて、会社の暗黒時代の展示もあったりとストーリーっぽく構成されていて面白かった。あと展示の空間デザインがかなり遊んでいて新鮮。途中の体験コーナーでは、荷詰めチャレンジや配達車乗車体験、制服着用体験もあった。荷詰めは全然時間内に終わらなかった。配達員の方ってすごすぎる。
目の前に川を臨めるカフェも下の階にあって、人もそんなにいないのでゆっくり過ごせます。無料(カフェはもちろん有料)。

古代オリエント博物館 (池袋)

正直10年前くらいに行ったっきりなので記憶が薄れているが、発掘調査に関するコーナーがあって面白かったのは覚えている。規模はそんなに大きくなかった気がする。定期的に展示品を入れ替えているらしいのでまた行きたい。

日本オリンピックミュージアム (北参道)

国立競技場の目の前にある。オリンピックの競技が生まれていく経緯が丁寧に説明されていてよかった。正直年表を全部見ているとかなり疲れるので興味があるところだけピックアップして読むのがおすすめ。
体験コーナーのゲームがクオリティ高くて面白かった!ボブスレーみたいなやつに乗れる体験もある。せっかく違いを説明してくれたのにもう忘れてしまった。
平昌オリンピック直前にいったので、あの袋詰めにされたパンダみたいなのの等身大?フィギュアが置かれていた。かわいかった。

ここまで書いてみて

そもそもなぜ我々は博物館が好きなのか。ひとえに知識をいっぱい吸収できるからだろう。常に飢えているといっても過言ではない。博物館は情報に溢れている。活字中毒なのもあるが、何より知らなかったことに触れられるのが嬉しい。たとえそれが1週間で忘れるものだとしても、その瞬間の知識欲は十分満たされる。忘れたらもう一度行けばいいし。
あと体験型は嬉しい!永遠のキッズだから…。たくさん触りたい。ゲームもシミュレーターもやりたい。コロナ禍で体験禁止になったまま戻ってこないものも多いのが無念だ。もっと早く行くべきだった。
…てか今更だけど半分くらい科学館の話してない?科学館って博物館の集合に含まれますか?含まれないのかな。よく分かんないや。museumに一種ってことでお願いします。

ここからは旅行先で行った中でのお気に入りを紹介します。

都外編

トヨタ産業技術記念館 (名古屋)

私が名古屋で一番面白いと思っているところ。逆に名古屋ってほかにどこ見ればいいんですか?
疲労を考えなければ5hくらいいれると思う。2hくらいあれば大丈夫かな…と思っていたら、紡績機コーナーだけでほぼ使い果たして、肝心の自動車コーナーは爆速で見ることになってしまった。
だって常に何かしらの紡績機を解説付きで動かしてくれてるんだよ。原始的なモデルから始まって、少しずつ進化していくのがよくわかってとても面白い!
自動車コーナーも、高い天井の広いスペースにでかい機械がずらりと並んでいて、それもスタッフさんが動かしながら解説してくれる。2tのプレス機とか。
すごすぎる。スタッフもやたらいる。こんなに要る?ってくらいいる。若干暇そうまであるから、そういうおじさんとかに話しかけるとすごい張り切ってサービストークしてくれる。気に入られたのか、なんか記念メダルみたいなのももらった。ありがとうおじさん。でも100円玉に似すぎてややこしいから、部屋の引き出しにしまってある。
名古屋駅からもそんな遠くないし、みんなもぜひ行ってみてほしい。時間に余裕があるとき限定で…。

北海道大学総合博物館 (札幌)

北大の中にある博物館。建物が素敵!
中身に関してもほかの大学とは一線を画したクオリティー。企画もしっかりしていたし、何より常設展のボリュームがたっぷり。多すぎるまである。学部ごとの研究の紹介もあるし、北大の歴史、人文、社会科学、自然科学まで、北大のすべてを網羅してる。
見たいところが多すぎて、ここも閉館時間ギリギリになって追い出された。いつもギリギリですみません。よっぽど余裕のある旅程でもない限り、興味のある所だけつまみ食いした方がよさげ。無料。

RSK山陽放送(株) 編成事業局 岡山映像ライブラリセンター (岡山)

岡山後楽園に行ったついでに通りかかって、ふらっと入ってみたらすごかった。何がすごいって館長のおじさんの熱量が。多分来客が少ないのもあって、ずっっと喋ってる。こっちが軽い気持ちで閉館時間30分前に来たのも悪いんだけど、閉館時間になっても喋り続ける。奥で片付けを始めたお姉さんにいたたまれなくなって、閉館時間を20分ほど過ぎたところでこちらから申し出て帰った。
でもそれだけ語れることがあるくらいには面積のわりに内容が充実していて、実際にテレビ局で使われてた昔のカメラとかも触らせてくれるし、ほんとに触っていいのか?と思うような機材も触らせてくれるし、満足度は高かった。
いい人なので、時間に余裕があるときはぜひ立ち寄ってみてほしい。館長さんがいなかったらどんな感じなのかはわかりません。無料。

奄美博物館 (奄美)

こないだ奄美大島でバス旅をして、帰りの飛行機まで微妙に時間が空いた時に立ち寄った。目の前にバス停があるので便利。
今回私は奄美大島しか行けなかったが、展示スペースではほかの群島についても知ることができて奄美モチベが高まった。お魚美味しいしまた行きたいな〜。
個人的にはホールの隅っこにある謎のダンスゲームが一番面白かった。奄美ゆかりの踊りで、動きとしては決まった振りを繰り返すだけなのだが、その振りがちょっとややこしいのに加え、映像判定が結構シビアで、人と勝負するとなかなか盛り上がる。
弾き方を教えてもらえるわけではないが三味線や太鼓も勝手に体験することができて、時間が余った時にちょっと寄って楽しむのには最適だと思う。建物内だけでなく、外の庭や展望台もよかった。一部のエリアを除いて無料。

その他

博物館ではないが、行ってない人はぜひ行ってみてほしいところ

東京ジャーミイ (代々木上原)

モスクがとてもきれい!写真撮影も可能だが、実際に礼拝で使われているところなので、マナーを守って見学すること。トルココーヒーを飲んだり、ハラールマーケットで買い物したりもできる。

コスモプラネタリウム渋谷 (渋谷)

600円で丁寧な解説のプラネタリウムが見れるので好き。サラリーマン向けなのか、結構夜遅くまでやっている。6枚チケットを集めると1回無料になるみたいなシステムがあったように思うが、私のような毎回美容院のカードを忘れる人間にそんな芸当は不可能なので、はなから諦めている。

終わりに

博物館面白いぞ!他にもおすすめがあったらぜひ教えてください。
旅先にも関わらず、いつも一緒に行ってくれる友人に感謝。
次回はご当地アンテナショップだいすきクラブでお会いしましょう。
お元気で!

今後行きたいところ

陸上自衛隊広報センター りっくんランド (朝霞)
恵比寿ビール記念館 (恵比寿)
お肉の情報館 (品川)
福井県立恐竜博物館 (福井)
統計博物館 (新宿)
お札と切手の博物館 (北区)
アドミュージアム東京 (汐留)
容器文化ミュージアム (品川)
NHK放送博物館 (愛宕)
物流博物館 (品川)
東京おりがみミュージアム (本所)
凧の博物館 (室町)
ヨックモックミュージアム (六本木)








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