ファミレスの朝食と真っ白な時間


クリエイティブな一日を送ろうとした場合には、頭を白紙にする必要がある。

真っ白な一枚の紙があって、そこに何でも自由に描いていいという状況を作ることが出来れば、気持ちの良いアイデアは生まれる。

もっとも、その瞬間は何も思いつかないこともあるにはあるのだが、真っ白な時間を作ることが出来れば、後の時間に良い発想が得られることもある。例えば、歩いている時、食器を洗っている時、お風呂に入っている時、眠りにつく時など。

何かを思い付くとか、何かを書くことをする前に、真っ白な時間を持つことを目標にすれば必ずうまくいく。

そして、この世で一番真っ白な時間は、朝のファミレスなのである。

ここには朝食がある。栄養バランスの取れたプレートに、野菜ジュース、オレンジジュース、そしてホットコーヒー。店内は広く、店員は忙しいため、ぼくの存在など覚えていない。ランチタイムになると雑然としてくるが、その前はお店も空いている。

朝食を食べて、脳に栄養が回ってきた後、静かな店内でノートを広げたり、MacBookを開いたりすることで、ぼくの真っ白な時間が訪れる。

朝食を食べる前は、あまり白くならない。まだ夜なのだろう。栄養を取ったあとの方が、視神経がより多くの光を捕まえてくれる。世界はより白くなる。

noteというメディアも真っ白なメディアで、朝一で何かを綴るには適した場所となっている。

自宅で真っ白な時間を作ろうと思った場合は、夜のうちに片付けをすべて終わらせてリセットしておく(リセットされた部屋やエリアを用意しておく)というやり方をする必要がある。それも良いかもしれないのだけど、我が家には大型の逆ルンバが2台も置いてあるので、完全に片付けるのは難しい。

逆ルンバって何かって?全自動で掃除してくれるものの逆なので、全自動で散らかしてくれるロボット2台と一緒に生活しているというお話。

家でもちょっと洒落た朝食が作れたら、真っ白になるかもしれないなと思って調べてみたらこういった本が見つかった。

凝った料理はめんどくさいのだけど、週末限定でやってみるのもありかもしれない。





朝食でAmazonを検索してみたら最初に出てきたのが『サザビーズで朝食を』。見た見たら全然朝食が関係なかった。『ティファニーで朝食を』をモチーフにしたタイトルのようだ。

ただ、内容がすごく面白そうで、高額な美術品の値段の付き方について、詳細に解説された本だった。書店員時代なら、発見した後、即入荷!ただ、何の本かわかりづらいので手書きポップは必須になる。

個人的に一番気になったのがこれ。

◎精神的苦悩が評価価値につながるアーティスト
ジェリコー/ロスコ/エゴン・シーレ/ムンク/ゴッホ/キルヒナー/ポロック ほか

ぼくも精神的苦悩が耐えないタイプではあるけど、マネタイズはまったく出来ていない。そりゃそんなものは売れないよなと思うわけだけど、苦悩を評価価値につなげるルートがあり、具体的にそれはいくらくらいで、誰が買うのかについて解説してあるということなので非常に興味深い。

このへんも。

◎美術品は、必ずしも他の金融市場と同様の動きを見せるわけではない。
株式が下がるとき、美術品が上がることもある。リーマン・ショック後、世界的な金融危機を迎えた2009年の悲惨な経済状況のなかで、優れた美術品に対する需要は、実際のところは強くなった。人々が、銀行に預けるより、唯一無比の価値ある品物に金を投じることに利点を見たためだった。
——Part5「市場模様」『お金』より

◎購入の動機となる4つの要素
人間は、さまざまな動機で美術品を買うというのは真実だ。ある人々にとっては、「投資」「ステータス」がパイの大部分を占める。別の人々にとっては、「精神的な恩恵」「知的・美的な喜び」が、「投資」「ステータス」を大幅に上回る。買い手が2人いたとして、両者がまったく同じ割合をもつことはない。だが、それが誰であっても、この4つの要素のすべてが購入動機となっている。
——Part5「市場模様」『ステータス・シンボルとしての美術品』より

というわけで、良い本も見つけて、良い気分になったので今日の仕事をすべて午前中に終わらせる!!!(という勢いで仕事する!)

共に、良い一日を過ごしましょう!

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ついでに5年ぶりに追記したブログ記事を紹介させて下さい。表現とは何たるかについての、宮崎駿からのメッセージを読み取ります。

Twitterで、映画『風立ちぬ』のメッセージは、庵野秀明宛てであったという指摘を頂いて、それはかなり可能性が高いと思った次第です。何故なら主人公次郎の声優は庵野秀明が務めているからです。

誰が風を見たでしょう

「センスは10年」風立ちぬに込められた真のメッセージ


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