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ウルグアイ代表に久保建英と中島翔哉の二枚看板、および森保監督は通用するのか。


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初戦、チリ相手にまさかの惨敗。

いや、まさかとは言えないかもしれない。何せチリは二大会連続で優勝しているうえに、サンチェスとビダルというワールドクラス中のワールドクラスを擁する世界的な強豪だからだ。

対する日本は、東京オリンピック世代、すなわち22歳以下の選手が中心の若いチームで、これで勝とうというほうが無理があるようなお話なのだ。

それでも期待して応援してしまうのが悲しきサッカーファンの性だろうか。善戦しているように見えていたし、何度か手にしたビッグチャンスをものにしていれば勝てたかもしれない。そういう気がしてくる。

それでも負けてしまったものは仕方がない。大切なのは負けるだけで終わってしまうのか、それともただでは転ばないように経験を活かすのか、である。そういった文脈において、興味の対象は我々のキープレイヤーが本気のチリ相手に通用したのかどうか、あるいは、この試合を経て成長することができるのかどうかである。

もう少し具体的に言おう。国民の関心は、8割くらいが久保建英選手に向かっているように思う。残りの1割5分くらいが背番号10番の中島翔哉に向かっているのではないかと思う。もちろん、ぼく個人の感覚ではあるのだが。


チリ戦があった日の夜に、YoutubeLiveおよびニコニコ生放送の同時配信として、試合のレビューを行った。その際に戦術分析家の五百蔵容さん(@500zoo)が論じていたのが、久保建英と中島翔也の違いである。

五百蔵さんが言うに、そこには大きな差があり、チリ代表のほうもその差を踏まえたうえでディフェンスしていたとのことであった。このあたりは動画の序盤に語りつくしているのだが、簡潔に言うとこういうことである。

中島翔哉は、自分の得意なプレーが明確にあり、その形に持っていこうとするため、ディフェンスに読まれやすく止められてしまった。あるいは、苦手な形での攻撃を強いられた。

FC東京時代の中島翔哉は、躍動感はあるものの最後の詰めまではなかなか行けない選手であったように記憶している。チリ戦の中島翔也は、その時代と同じように見えた。

徹底的にスカウティングされ、プレーが読まれていたようであった。チリも三連覇がかかっているので一切手を抜いてこないのだ。

中島翔哉が停滞している中、久保建英は何度も良いかたちを作ることができた。これは、相手によってプレーを変えていく、修正していくことができるからなのだそうだ。

サッカー選手としての価値は、単に足技がうまいとか、身体能力が高いとかいうこと以上に、状況に応じて、あるいは相手の対応を見ながら、プレーを選択していくことにも表れる。

そういう意味では久保建英は、中島翔哉よりも一歩先のプレーをしていたという見立てが成立していた。もちろん、中島翔哉という選手は、状況が整えば圧倒的な攻撃力を発揮することは周知の事実である。ただ、状況が整わない中での、戦闘力という意味では久保建英に軍配があがったのではないかという結論となった。

ここで短い文章で伝えると誤解もあるかもしれないので、ぜひ動画のフルバージョンをご覧いただきたい。

Youtube
久保建英vs中島翔哉 どちらが通用していたのか?!森保監督がビダルしか知らないのは本当か。止まらない激論!!コパアメリカ、チリ戦レビュー!

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ニコニコ生放送

目次
07:00 久保建英は通用していた
12:00 いい選手の条件とは
15:00 プルガルの対応
22:00 中島翔哉のプレー判断
26:00 イニエスタ、シャビ、久保の共通点
28:00 柴崎のプレーの評価
33:00 上田綺世の評価
40:00 前田大然などの選手は
49:00 中山の評価について
50:00 森保監督は無策でチリに挑んだのか?
55:00 日本代表のチリに対する戦い方(ボードを使って解説)
1:00:00 日本人監督だと、日本代表はボランチがノープラン
1:04:00 森保監督にも、戦術はある
1:07:00 森保監督がチリの選手を知らない?疑惑について
1:16:00 ジャパンズウェイの詐術ー二重目的についてー
1:23:00 この状況に対して我々はどうしたらよいか
1:32:00 99年のコパアメリカをどう考えるべきか
1:40:00 育成はどうあるべきかについて
1:49:00 ウルグアイ戦プレビュー チリより強いって?!

動画ではいろいろ話しているのだが、その中のトピックをもう一つだけ紹介する。それが、「森保監督はビダルしか知らなかったのか」ということである。

これはDAZN放送のハーフタイムに流れた水沼貴史さんによる森保監督へのインタビューに由来している。

その時、森保監督はこう言った。

「もうビダルしか(頭に)出てこないです」

あるいは、ウルグアイのルーカス・トレイラの顔が出てこないと発言したことにも由来しているようだ。このインタビューは、DAZNのYoutubeにロングバージョンがあるので、こちらも参照するべきだろう。

この中の会話を文字起こししてみると「ビダルしか知らない」とは思えないような内容であることがわかった。

水沼「チリのイメージは?」

森保「ぼくの中でも経験のないようなハイプレッシャーが来る中での試合になるのかな」

水沼「ビダルとかいるじゃないですか」

森保(顔をくしゃくしゃにして笑いながら)「もう、ビダルしか(頭に)出てこないです。相当走るんだろうな。。ハードワーク、球際が厳しい、予測能力が高い。(こちらも)予測能力をあげていけるように(しないと)。サンチェスなんてまさに(予測能力が高いタイプの選手)。ディフェンスは常にみられている(ことを意識しないといけない)」

水沼「駆け引きだよね」

森保「守備の選手は、強さ、相手を止めることが最初に言われるけど、相手のFWが持っているアイデア、イメージをさらに上回って止められるようにしてほしい。1つしかない選択肢を2つにする、3つにする、いい準備をする、ポジションをとるということを培ってほしい」

ここからわかることが、「ぼくの中でも経験のないようなハイプレッシャーが来る中での試合」と言及しているように、チリがチームとして高いプレッシャーを与えてくることを認識している。ビダルしか知らない場合にはこういう発言は出ないことだろう。

こんな検証をするのも馬鹿みたいな、低レベルな話なのだが、一応話題になったのと、文字起こしが手元にあるので紹介した。

「サンチェスもしらないの!?」というこれまたあまりハイレベルとは言えないコメントもあったのだが、そのあとでサンチェスについても話している。

とまぁ森保監督が、ビダルしか知らないわけではないということはこのインタビューを聞けばわかるのだが、そんなことは当たり前である。まったく予習をせずに、やる気がないだけの監督がJリーグで優勝することができるはずがない。

そのあたりはアジアカップの時の森保塩試合論として延々と書いた。

ともかく、明日のウルグアイ戦を勝てないと、いや最低でも勝ち点1は取らないとノックアウトステージへの進出は厳しくなってくる。

注意深く見守りたい。

ちなみに明日の朝7時半からウルグアイ戦が行われるのだが、こちらはライブで裏・実況解説をしようと考えている。平日休みや有給取得をしていないと厳しい時程ではあるものの、朝から実況していこうと思う。

放送はOWL magazineのYoutubeチャンネルと

ニコニコ生放送の同時配信である。

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では!











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中村慎太郎 旅とサッカーを紡ぐOWL magazine

作家・Youtuber。偏差値30からの大学受験を経て東京大学文科Ⅱ類(経済系)→文学部に進学(宮沢賢治の生命観)→大学院は理転して農学系(アワビ類の行動生態および繁殖生態の比較)→自主退学しスポーツ系の物書きに。著書『サポーターをめぐる冒険』がサッカー本大賞2015を受賞。

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